現役アイドル前田美里「齋藤飛鳥ちゃんはアンダー上がりだからこそ『なんでもやるよ』みたいな気持ちがある」【写真52枚】「坂道が好きだ!」第54回 (3/3ページ)
――『アンダー』に限らず、アンダーの曲には本人たちが感情移入しやすい曲が多いですからね。
乃木坂って良い曲がめちゃめちゃ多いですけど、例えばCDを買って歌唱メンバーとかを見ずになんとなく聴いてると、「めっちゃキー調好きだし、すごい頭に残るな」っていうのはだいたいアンダーの曲だったりしますね。「なんか好きだな」って思う曲はアンダーであることが多いです。
■齋藤飛鳥に“ガッツ”を感じる
――では“アンダー”という存在にはどんなイメージを持っていますか?
やっぱ自分が推してる人には頑張ってほしいって思うだろうし、アンダーのほうが意外に応援してる人たちが熱いじゃないですか? メンバーもアンダーライブとかでちゃんと輝ける機会があったりするから、あまりメディアに出られなくてもそれぞれのメンバーがちゃんと輝けているなっていう印象はありますね。
――乃木坂さんがすごいのは、アンダーライブでも武道館でやったりしますからね。
そうですよね。そこで色んな経験を重ねられるから、その経験を今後の自分の活動に活かせるのはいいことだなって。そう考えるとアンダー制度(選抜制)っていうのは、私はあったほうがいいのかなって思いました。
――齋藤飛鳥さんもアンダー経験者ですしね。飛鳥さんみたいにアンダーだったメンバーがのちのちグループの顔になったりするケースもあるわけですし。
だからホントに飛鳥ちゃんは、よくここまで這い上がってきたなって思います。それにアンダーから這い上がってきてるから結構ガッツを感じるというか。一見クールに見えるけど、アンダーから上がってきたからこそ「なんでもやるよ」みたいな気持ちがあるんだろうなと思いました。だから、どこでどう転ぶか分からないから面白いですよね。
――飛鳥さんが表題曲のセンターになるまで5年くらいかかってますからね。
初センターが『裸足でSummer』(15thシングル)だから結構最近のことなんですよね。それが西野七瀬ちゃんが卒業してからは「センターやるならまいやんか飛鳥ちゃんか」くらいの立ち位置になりましたもんね。
(取材・文=鎌形剛)