初期の人類は冬眠をしていた可能性。遺跡でその痕跡を発見(スペイン研究) (2/3ページ)

アタプエルカ遺跡の洞窟 image by:public domain/wikimedia
・初期の人類はは代謝を低下させて生き延びていた可能性
スペイン、マドリード・コンプルテンセ大学をはじめとするグループによると、この痕跡は、初期人類が「食糧に乏しく、体に蓄えた脂肪しか頼れない低温環境で長期間生き延びやすくする代謝状態」にあったことを示している。
同グループはさらに、日の光をあまり浴びなかったことに起因するビタミンD不足の兆候がある点や、人骨の成長停滞痕が冬眠する動物の骨で見られるものと一致している点を指摘。
こうしたことから、大昔の人類は冬眠をしており、その痕跡が骨の成長の停滞という形で残ったと考えられると主張する。

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・多くの哺乳類に冬眠のメカニズムが隠されている
研究グループは、この仮説が驚くべきことであることを認めながらも、ショウガラゴやキツネザルといった霊長類など、冬眠する哺乳類が数多くいることに言及した。
このことは、代謝を低下させる遺伝子や生理学的な基礎が、人間を含む多くの哺乳類に保存されている可能性を示唆していると述べている。