説明できる? 「見る」と「観る」の違い (3/4ページ)
◇「観る」を使うのは、意識的に「みて」いる時
たとえテレビで「みる」場合でも、気になっているチームの試合などを意識的に「みる」場合には、「観る」の方が適切だといえます。
特に「観戦、観劇、観賞、観察」など、「観」を付けて熟語にできるような場面では、「観る」を使うと良いでしょう。
・正月は、親子で全国高校ラグビー大会を観るのが恒例だ。 ・夏休みの自由研究では、毎朝目が覚めたらまず、アサガオの成長を観るようにしたものだ。
■「見る」と「観る」の使い分けに迷ったら?
以上のように、「見る」と「観る」の使い分けは、意識的に視界に入れたのかどうかによって区別できますが、それでもどちらか迷った時はどうすれば良いでしょうか。
結論から言えば、使い分けに迷ったら「見る」を使うのがおすすめです。
確かに狭い意味でいえば、「見る」は映像や対象が無意識に入ってきた時に最適ですが、それ以外でも広範囲に使えるからです。
例えば観察で虫を「みる」ことや、後見人として面倒を「みる」ことなど、「見る」は、目で「みる」こと全般に使うことができるのです。
なお、「見」も「観」も漢字自体は常用漢字ですが、訓読みの「観る(みる)」は常用漢字表外です。
特に公用文などの文書では、常用漢字表にある漢字を使うのが一般的なので、使い分けに悩んだら「見る」を使うのが無難です。
■「見る」や「観る」以外で「みる」を表す漢字
「みる」を表す文字は、他にも「視る」「診る」「看る」があります(全て常用漢字)。
◇「視る」
「視聴」「注視」「直視」でなじみのある「視」には、「注意してじっくりみる」という能動的な意味があります。
一点に集中してじっと「みて」いる状態を表したい時に使う漢字です。
☆例文
・社長のインタビューが朝の番組で放映されたので、仕事の手を止めて皆で視た。