「タコですわ!」の暴言も…ベテラン記者が選ぶ「NHK紅白」3大事件とは? (2/3ページ)

Asagei Biz

2位 吉川晃司がギター炎上&破壊の暴挙(1985年)

 近年もアイドルグループ「欅坂46」のメンバーがパフォーマンス中に過呼吸で倒れるなど、「紅白」のステージでは予想外のハプニングも多いが、中でも衝撃度ナンバー1と言っても過言ではないのが85年の吉川晃司によるギター炎上事件だろう。

 この年、初出場で「白組」のトップバッターを務めた吉川晃司は真っ赤な衣装で登場し、「にくまれそうなNEWフェイス」の曲中にはシャンパンを口から撒き散らすなど、過激なパフォーマンスを展開。さらに、歌唱後には自らギターにオイルをかけて火をつけて燃やし、ステージに叩きつけて破壊するという暴挙に。

 その結果、次の歌順の河合奈保子の歌い出しやその後の「シブがき隊」のパフォーマンスにも影響を与えたほか、吉川本人もしばらくの間、NHKを出入り禁止となった。

「吉川さんはリハーサルでは一切そのような素振りは見せていなかったことから、確信犯的な暴挙だったと思います。当時の吉川さんは芸能界や音楽業界に対して思うところがあったようですが、後日に『すべてが裏目に出てしまった』と反省する一方で、『墓場まで持っていかなければいけない、言えないことがまだある』とも話しており、いまだに謎の多い事件です」(芸能記者X氏)

1位 長渕剛が17分の大暴走で電波ジャック(1990年)

 栄えある(?)第1位に輝いたのは、90年の長渕剛による前代未聞の大暴走だ。

 この年、初出場した長渕は10月に東西統合を果たしたドイツ・ベルリンから衛星生中継で出場。

 生中継が繋がり登場した長渕は、いきなり「こちらに来ましたら現場仕切ってるのみんなドイツ人でしてね。ともに戦ってくれる日本人なんて一人もいませんよ。今の日本人、タコばっかりですわ!」と暴言を放ち、司会者や他の出演者を戸惑わせた。

 さらに、当初は10分の出演予定だったにもかかわらず「親知らず」、「いつかの少年」、「乾杯」と3曲を17分半近く熱唱。

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