伊藤健太郎の原嘉孝、嵐・二宮和也も…ジャニーズ「代役成り上がり」伝説

日刊大衆

二宮和也(嵐)
二宮和也(嵐)

 世の中何が起こるか分からない。10月23日に伊藤健太郎(23)がひき逃げ騒動で多方面に迷惑をかけてしまったのは記憶に新しいが、その陰でチャンスをつかんだ俳優もいた。

ジャニーズJr.原嘉孝(25)です。12月5日から明治座で舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』に主演したのですが、本来、原は主人公のライバル役でした。伊藤が不祥事を起こしたため、本番まで1か月を切った11月9日に、伊藤の代役として主演の美形でナルシストな若手力士・昇竜(しょうりゅう)を演じることになったんです」(女性誌記者)

 A席(5500円)は最終日の12月23日までほぼ完売となり、商業的にも大成功。舞台初日の挨拶で「セリフは最初から覚え直した」としたほか、配役の変更のため1か月でダイエットを行ったことも明かしていて、役者としての実力が、あらためて評価されることになった。

「観劇した滝沢秀明副社長からも、“仕上がってるね”と肉体美に太鼓判を押してくれたことを明かしています。取材会見で今回の公演を担当した浅生博一プロデューサーは原について、“覚えるのがすごく早い。作品として、彼が主演で間違いなかった”と、絶賛していましたね」(前同)

■キムタクドラマの“代役”も注目

 伊藤の降板でチャンスが巡ってきたジャニーズがもう一人いる。ジャニーズWEST重岡大毅(28)だ。21年1月3・4日に放送される木村拓哉(48)主演のドラマ『教場2』(フジテレビ系)では、本来は伊藤がキャスティングされ、撮影も終わっていたという。

「“危うく車で人をひき殺しかける生徒役”という、ひき逃げ騒動を起こした伊藤としてシャレにならない役でした。そこで重岡が代役として起用されたわけですが、8月22日の『24時間テレビ』(日本テレビ系)で放送された故・志村けんさんのドラマ『誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-』で、主人公の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)テレビディレクター・保科を演じたり、重岡は演技派ジャニーズとしてブレイクしつつあります」(前出の女性誌記者)

 今回の『教場』は「木村が主演の新春ドラマ」という、国民的注目作品であることにくわえ、“伊藤の代役”ということでもクローズアップされている。すでに役者路線で成功しつつある重岡だが、多くの視聴者に改めてインパクトのある演技を披露するチャンスなのだ。

■二宮は代役がきっかけで役者デビューした

 こうした“代役ジャニーズ”は、過去にも例がある。いまやジャニーズ屈指の演技派として名高い二宮和也(37)も、役者デビューのキッカケは代役だった。

「二宮の役者デビュー作は98年の『天城越え』(TBS系)ですが、相葉雅紀(38)と松本潤(37)が故・ジャニー喜多川社長の“YOU、坊主になれる?”というオファーを嫌がり、二宮に話が回ってきたことで抜擢されたんです。20年12月5日の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、周囲から当時サンフレッチェ広島に所属していたサッカー選手のノ・ジュンユンの髪型に似ていると指摘されていたことから、“それだったら坊主でいいかな”という思いだったと話しています。

 ただ、当時の記憶があいまいなのか4月30日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、“二宮も当初は断った”としていますけどね」(前出の女性誌記者)

『夜会』での二宮は一度断ってからしばらくして、「今度『CDTV』のリハーサルでって言われて行ったら、『二宮和也断髪式』みたいな。(状況が)整ってて『あれっ?』みたいな」と当時を振り返っている。どちらにせよ、これがキッカケで二宮はキャラ立ちし、周囲のJr.にも注目されたと明かしている。「役者・二宮和也」や「嵐の二宮和也」のスタート地点は、意外とここだったかもしれない。

■代役でもキッチリこなせるジャニーズの凄さ

「18年には、今井翼(39)が持病の治療に専念するために芸能活動を一時休止しましたが、その際にシェイクスピア作品の『オセロー』や音楽劇『マリウス』を降板しました。その際にそれぞれ代役をを務めたのが、ジャニーズWESTの神山智洋(27)と桐山照史(31)。当時、話題になりましたよね。代役でもキッチリ仕事をこなせる実力の高さが、ジャニーズには必要不可欠なのかもしれませんね」(前出の女性誌記者)

 多くのドラマがある“代役”。一瞬のチャンスを、つかみ取れーー。

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