山崎貴『スタドラ 2』大失敗! クソ映画連発は“クールジャパン”が原因? (2/2ページ)
そういった意味では、日本人でここまで名前の売れている監督は、『海よりもまだ深く』『万引き家族』の是枝裕和監督や山崎監督しかいないのではないでしょうか。ちなみに、日本国内にはノーランの代表作に『ダークナイト』を揚げる人もいますが、もう12年以上前の映画ですからね。現役バリバリの監督ですし、『ダークナイト』以上の映画を撮っていますが、価値観が更新されていないのでしょう」(映画ライター)
ちなみに映画ファンの中には、山崎監督を論理的かつ客観的に考察する人も。
《山崎監督は「固いテーマをわかりやすく噛み砕いて娯楽映画に落とし込む」能力が映画業界にめちゃくちゃ買われてると思うんですよね》
《『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は、山崎監督なりに何か強いメッセージを隠していた気がするけどなぁ》
《山崎監督の名前に飛びついてしまう映画業界や観客にも問題はあると思う》
《あの人は商業監督だから、クライアントやスポンサーの言いなりになってるだけ。きっと本当にやりたいことは別にあるんだよ》
などの意見があがっている。
「市場が国内で完結している日本なので、どうしても日本人ウケを考えて作られる作品が多くなってしまうのでしょう。人気芸能人を起用した映画、アニメ映画、漫画の実写化など、商業的に強い作品ばかりが話題になり、10年以上前からささやかれてきた〝文化鎖国状態〟が本格化し始めています。唯一、アニメ映画だけは、海外のナード層を取り込む力量があるため、世界で高い評価を得る可能性があるでしょう。しかし、そこは〝クールジャパン〟を銘打ったにも関わらず、世界の表舞台で戦えるまでにはいたっていません。クールジャパンの予算が広告代理店などに流れ、クリエイターに渡らないのですから、当然のことですけどね」(同・ライター)
分母の多い作品に目をつけ、名前を売ってきた山崎監督だが、彼を支持する層と作品のファンは相容れないのが現状であり、〝クールジャパン〟の功罪と言えるかもしれない。商業と芸術を両立させている作品があることに、何故気づかない人が多いのだろうか。
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