ダウンタウン松本人志と石橋貴明「お笑い界トップ2」不仲の真相

日刊大衆

ダウンタウン・松本人志、とんねるず・石橋貴明
ダウンタウン・松本人志、とんねるず・石橋貴明

 いまや、芸能界の頂点に君臨していると言っていいダウンタウン松本人志(57)。年末の『M-1グランプリ』の審査員を務め、笑いに関する権威となっていることは誰もが認めるところだし、毎週の『ワイドナショー』(フジテレビ系)での発言でも、世論に大きな影響を与えている。

 いっぽう、ここにきて破竹の勢いとなっているのが、とんねるず石橋貴明(59)だ。18年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了。自身で「とんねるずは死にました」「戦力外通告」と自虐的に語っていたものの、20年にYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』を立ち上げてからは、第2の黄金期を迎えている。

「実は、この両者には以前から因縁がささやかかれているんです。日本のお笑い史を紐解くうえでは、ダウンタウンととんねるずの不仲説は、避けて通れない話題ですね。

笑っていいとも!』の最終回、14年3月31日放送の『笑っていいとも!グランドフィナーレ』(フジテレビ系)で、2組が共演した際の出来事は、いまだに“奇跡”や“伝説のシーン”と呼ばれています」(女性誌記者)

■伝説の『いいとも』最終回

 『いいともフィナーレ』では、段取りを無視して石橋が「なげーよ!」と、ダウンタウン、明石家さんま、ウッチャンナンチャンらがタモリを囲んでトークしていた生放送のステージに乱入。不仲説はお互いに自覚していたようで、舞台上にいたダウンタウン松本は「ネットが荒れる~!」を連呼。石橋も、「松本が『ネットが荒れる』って言ってたよな」とあえて触れ、「ネットで見たら『キーマンは石橋』って書いてあったから(出てきた)」というやり取りもあった。

「ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャン、明石家さんまに加えて、とんねるずが乱入した後は爆笑問題ナインティナインなどなどが次々にステージに上がり、信じられないほど豪華なメンバーが揃いました。

 16年の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では浜田雅功(57)がこの時のことについて“周りが気ぃ使って”と不仲説を否定したほか、松本は“7:3くらいで(とんねるずが出てくる)確信があった”と、狙ってこのハプニングを起こしたことを明かしています」(前出の女性誌記者)

■松本はとんねるずが来る確信があった

 一方の石橋も18年に『岡村隆史オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、当時の舞台裏を明かしている。フジテレビの指示では当初、とんねるずと爆笑問題は、ダウンタウンやウンナンと一緒にステージに上がるのは止められていたという。しかし、松本が「ネットが荒れる」発言をしたことで、

「すぐに着替えて。“憲武(木梨憲武)行くぞ”って言ったら、憲武はすでに着替えてたからね」と、2人の意図が一致していたことや「「別に俺らはダウンタウンとどうのこうのあるわけじゃないし」と、不仲説を否定していた。

「むしろ、石橋は過去に爆笑問題がダウンタウンを激怒させ共演NG説が出ている件に触れて、“タモリさんの最終回の中で、そういう人たちをいちいちコーナーに分けてやるってこと自体、おかしいじゃない”と、晴れの舞台での共演NGをナンセンスとしていました。意外と、松本も同じ気持ちだったのかもしれませんね」(前出の女性誌記者)

 石橋は、

「あれが、フジテレビがいちばん上手だったことだよね。日テレもTBSもテレ朝も手が出ないくらい」「みんなごちゃごちゃになって、わーって、お祭りになって、それがフジテレビの凄さだった」「タモリさんの最終回の番組でそれができなかったから、ぐちゃぐちゃにしてやろうと思って」

 と、熱く思いを語っている。

■実際は不仲ではない

「14年4月の『ワイドナショー』でも、松本は“こそばゆい”“気持ち悪い”と不仲説が流れている現状に異を唱え、実際に打ち合わせにいたのに、オープンニングにとんねるずと爆笑問題が登場しなかったことについて担当プロデューサーが“やっぱりネットが炎上しますから”と答えたことで、中居正広(48)も“スタッフも、なんの明確なものもなく、なんとなく会わせないようにしていた?”としていました」(専門誌記者)

 松本自身が不仲説に気づいたのは最近のことだったらしく、16年の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で「周りに気を使われてることすら知らなかった」「廊下ですれ違わないように(スタッフが)していた」と、振り返っている。

「年齢も芸歴も、とんねるずの方が上。14年の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBS系)では矢作兼(49)が過去に直球で“仲悪いんですか?”と石橋に聞いたところ、“それがよ、全然悪くないんだよ周りが勝手に遠ざける”“俺からしたら、ダウンタウンは後輩なんだけど、周りがスゴいピリつくんだよなぁ……”と答えていたそうです。しかも、石橋と浜田は子どもが同じ学校に通っていたから、学校ではしょっちゅう顔を会わせていたそうです」(前同)

■お笑い芸人とテレビタレントは別物

 15年の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)では、浜田が沖縄行きの飛行機で石橋と木梨に遭遇した出来事も話している。別番組では「浜田が挟まれた」と紹介されていたが、挟まれてないよ。ここ(右隣)が木梨さんやったんですよ。ほんで、ここ(左隣)に通路があって、知らんおっさん座ってて、向こうの窓際に石橋さん」「だからガッツリじゃないよ。間あいて、いてはった」としている。

「話は“ちょろっとだけ”だったそうですが、木梨が“いいとも以来だね。貴明もいるよ”と話し、浜田も“降りてから、しゃべりながら出た。『どれぐらいで回るの?これぐらいですよ』とか”と、ゴルフ談義に花を咲かせていたことを明かしています」(前出の女性誌記者)

 16年の『ダウンタウンなう』で浜田は「向こうはテレビとタレントさん。我々は芸人ということで出てきたけど、べつに(とんねるずは)漫才やるわけでもないし」とし、松本も「ジャンルが違う」としていた。

「石橋も、『たいむとんねる』(フジテレビ系)で、“面白い部室のお兄ちゃんみたいな感じで出てきちゃったから、『俺東京の芸人です!』って言えないもん”と、自分がお笑い芸人ではないことを認めています。また、17年の『こんなところにあるあるが。土曜・あるある晩餐会』(テレビ朝日系)では、意外にもヒロミ(55)が共演NG説の当時の業界情報を説明していました」(前同)

■意外な証人・ヒロミ

 ヒロミはフジテレビで『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』をやっていた90年代を振り返り、

「フジテレビの中でも(スタッフの)班が違っていて、こっちのプロデューサーが使ってるタレントを、こっちのプロデューサーが使わなかった」

 と内部事情を暴露。さらに、とんねるずやヒロミは「楽しいことを考えるチーム」、ダウンタウンは「面白いことを考えるチーム」と、番組の方向性も違っていたことを明かしている。

「そうした経緯もあって、ダウンタウンととんねるずは、94年の『FNS番組対抗!1994なるほど!ザ秋の祭典スペシャル』や『いいとも最終回』くらいしか共演していなかった。

 今後の共演については15年に『ガキ使』で松本が、自分が後輩であることから自分から言える立場ではないとしつつも、“向こうが『食わず嫌い(『おかげでした』の1コーナー)』に来いよって言われたらね?” “行かないけど…”と、お茶を濁しつつも共演を期待させることも言っていました。『おかげでした』は終了してしまいましたが、今後も可能性は残っているのではないでしょうか」(前出の女性誌記者)

 これまで、常識を崩して新たなチャレンジを続けてきた松本人志と石橋貴明。いずれ、この両者がぶつかり合う場面を期待したい。

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