教育者が教える、子どもの能力を引き出す「読み聞かせ」絵本選びのコツ (3/3ページ)

新刊JP

――今回上梓された『「七田式」究極の読み聞かせ』ですが、どのような人に読んでほしいとお考えですか?

七田:幼児期のお子さんを持つ親御さんはもちろん、小学生の子どもがいる親御さんにも読んでほしいですね。ぜひ、この本の内容やブックリストを読み聞かせをするときに参考にして欲しいと思います。

読み聞かせを毎日30分以上する必要はなくて、続けていくことが大事だと思っているので、1日3冊15分とかでも全然いいんです。日常のワンシーンに読み聞かせを組み入れてもらえればいいですね。

また、読み聞かせを自分の子だけでなく、ボランティアとしてよその子にもされている方がいらっしゃいますが、献身的に読み聞かせをすることでこんな効果があるんだ、こんな本があるんだということを知ってもらえるとありがたいです。

――では、最後に読者の皆様にメッセージ、この本の読みどころなどをいただけると幸いです。

七田:絵本を子どもの身近な存在にしてほしいと思います。読み聞かせって子どもにとっては受け身的な感じに思えるかもしれないけれど、絵本がいつもそばにある環境を子どもに作ってあげることで、いろいろなことに興味を持たせることができるし、どんどん語彙力やイメージ力といった6つの力を育てることができます。

なので、特に3歳くらいまでのお子さんには、スマートフォンで動画を見せるよりは、絵本と親しませてあげてください。それが生きていくうえで大事な力を養うことになりますから。

(了)

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