2021年の競馬界を占う!藤田菜七子と「東西二世騎手」が飛躍する根拠とは? (1/2ページ)
去年の競馬界は無敗の3冠馬コントレイルとデアリングタクト、そして女王アーモンドアイがターフを彩った。いまだコロナの終息は見えない状況だが、今年は若手ジョッキーがターフを沸かせてくれそうだ。
3月1日、このまま順調に進めば、2人の女性騎手がデビューを飾る。栗東・矢作厩舎所属の古川奈穂(20)と、高橋康厩舎所属の永島まなみ(18)である。スポーツ紙記者が解説する。
「古川は留年したためデビューが1年遅れましたが、一昨年の有馬記念馬のリスグラシューに帯同したり、厩舎実習でオープン馬の背中を知るなど成長が著しい。技術もどんどん伸びています。一方、地方競馬の調教師を父に持つ永島は、すぐに厩舎の環境にも慣れて、いい準備ができている印象。高橋師はジョッキー出身だし、何よりも女性スタッフが他厩舎より多いので、笑顔が絶えません」
そんな2人のデビューを心待ちにしていたのが、今年で6年目となる藤田菜七子(23)だ。
「所属先の根本調教師は『菜七子フィーバーなんて、(女性の)後輩がデビューするまでだから』と、よく声をかけていた。本人もこれまでは単勝が売れまくる『菜七子オッズ』に戸惑いを見せていましたが、今年はよけいなプレッシャーから解放されて、もっと楽に騎乗できるでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
昨年はJRA通算100勝を達成し、5週連続勝利をあげるなど、東のトップ10入りを争う活躍をみせた。厩舎関係者も騎乗ぶりの進化に舌を巻く。
「スタートのうまさだけでなく、体幹が鍛えられてフォームが安定してきた。まだムチの持ち替えや大型のダート馬を追い切れないなどの課題はあるけど、芝であれば好騎乗も目立つ。12月20日の中京7Rと8Rで人気薄を3、2着に持ってきたようにね。新潟千直だけじゃなく、広いコースの芝戦など、得意のカテゴリーも増えている。今年は覚醒してもおかしくない」
飛躍の予感は二世騎手の横山武史(22)と岩田望来(20)からも漂っている。
「昨年、東のリーディング争いを演じた武史は、一皮剥けたね。9月の丹頂Sでは、武豊から乗り替わったボスジラを勝利に導き、同レースで5着だった父が騎乗したウラヌスチャームを10月の新潟牝馬SでV。