中日・与田監督、立浪臨時コーチを警戒している? 一軍スタートルーキーをドラ6だけにした狙いは (1/2ページ)

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立浪和義氏
立浪和義氏

 「立浪教室」の入門者は、根尾昂内野手と“未完の大器”ということになりそうだ。将来の4番とエースには別のお目付役がつけられた。今春の中日キャンプでは心理戦も繰り広げられそうだ。

 ナゴヤ球場内のオフィスに与田剛監督やコーチスタッフが集まり、キャンプの一、二軍メンバーの振り分けが話し合われた。

 すでに、OB・立浪和義氏のキャンプ中の臨時コーチ就任が発表されている。一軍に振り分けられた若手がその指導を仰ぐことになるわけだが、その対象となった有名どころは根尾のみ。将来の4番候補・石川昂弥内野手、ドライチのエース候補・高橋宏斗投手は二軍スタートとなった。

 「14年ぶりに中日復帰した福留孝介外野手は、二軍スタートとなりました」(名古屋在住記者)

 ベテランが二軍キャンプに振り分けられ、スロー調整するのは、よくある話。しかし、与田監督はその福留について、こうも語っていた。

 「あれだけ経験豊富な選手ですから」

 マイペース調整に何も心配していないという意味だけではない。福留が石川を打撃指導することもありそうだ。

 「阪神時代の福留は、若手を指導していました。野手だけではなく、投手や捕手にもアドバイスが送れます」(ベテラン記者)

 そのアドバイスの的確さ、若手に自ら声を掛けて回るまわる姿勢は歴代の阪神監督も認めていた。「石川を立浪氏ではなく、福留に預ける選択をした」との見方が強い。

 「ドラフト1位の高橋、同2位で一軍構想に入っている2位の森博人投手も二軍スタートとなります。2人とも、福留に学んでほしいということでしょう」(前出・同)

 中日・福留、古巣復帰は次期監督への布石?阪神時代から見せていた指導者適性とは

 立浪氏は前オーナーとの折り合いが悪かったとされる。「監督候補」と目されながら中日から遠ざかっていたのはそのためだが、昨年3月、オーナーが交代した。今回の臨時コーチも新オーナーのトップダウンで伝えられたという。与田監督が立浪氏に“警戒している”としても、おかしくはないのだ。

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