曲面へのフルカラー印刷をシルクスクリーン印刷で実用化に成功。4つの版で4色を完全に同じ場所に印刷する高い技術で実現 (1/4ページ)
アニメグッズ、アーティスト販促品などの商品開発の際に、アイデアを広げられる技術です。今までに無かった中ロット(100~3,000個)向き。クラウドファンディングのCAMPFIREで、シルクスクリーン印刷の技術を残すためのプロジェクトを実施中です。
曲面への印刷を手がける有限会社小堀加工所(本社:東京都葛飾区、取締役:小堀泰克)は、4色分解の網点印刷の掛け合わせによるフルカラー印刷を、曲面へのシルクスクリーン印刷で実現しました。アニメグッズ、アーティスト販促品などの商品開発の際に、デザインアイデアを広げられる技術です。
▼有限会社小堀加工所|公式サイト:https://kobori-kakoujo.com
■4色を寸分も違わないように同じ位置に印刷
シルクスクリーン印刷は1色につき1版を用意し、1色ずつ印刷していきます。3色であれば3版用意し、同じ容器に3回印刷をして絵柄を完成させます。3回とも印刷がずれないように、全く同じ位置に印刷するには高い技術力と経験が必要です。
そのため、シルクスクリーン印刷では写真のようなフルカラー印刷は事実上、不可能とされてきました(Tシャツなどの平面印刷を除く)。小堀加工所ではフルカラーの絵柄を4色分解(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)し、4版を用意。その4回を寸分も違わないように同じ位置に印刷し、写真のような印刷を実現しました。
フルカラー印刷の手段としては、インクジェット印刷と転写フィルム印刷が主流です。インクジェット印刷は印刷単価が高いのですが、版などの準備費がないため1個からの印刷向きです。転写フィルム印刷の単価は安いのですが、フィルムなどの準備費が高いため、1万個以上の大ロットに向いています。
シルクスクリーン印刷によるフルカラー印刷は、今までに無かった中ロット(100~3,000個)向きです。