新型コロナのあまり知られていない症状、舌の上や口の中を要チェック(英疫学者) (3/4ページ)

カラパイア

このアプリは世界450万人以上のデータを利用しており、現在行われているものとしては世界最大級の新型コロナ研究の一環として運用されている。

 ちなみに舌や口内の症状は、昨年の時点ですでに学術誌によって指摘されていたとのこと。

 たとえば20年6月の研究において、口内潰瘍を発症した患者3名が紹介され、新型コロナ感染症による可能性が高いと述べられている。

 そのほかにもスペインで、皮膚の発疹や口内に赤い点々のような発疹が確認され、やはり新型コロナによるものと結論づけた報告もある。


・口の中の異常=コロナではないが、参考にはなる

 新型コロナと口腔内の関係性はまだ完全にはわかっていないし、症状も人によって様々なので一概には言えないが、わかっていることは、現時点ではイギリスの感染者の5人に1人が口の中に異変が生じており、コロナ舌や口内炎といった症状があったという事実だ。

 口の中の異変は他の病気が原因の場合もあるので、それがコロナによるものなのかどうかは検査をしてみないとわからない。

 また、日本の感染者にこのケースが当てはまるかどうかは不明だが、コロナの感染が疑われる場合には口の中をチェックしてもいいかもしれない。

 2021年1月現在、コロナに関する詳しい情報は感染症専門医の忽那賢志さんがまとめているので、そちらも合わせてチェックしておこう。

「新型コロナのあまり知られていない症状、舌の上や口の中を要チェック(英疫学者)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧