創薬向けAIの市場規模、2023年には11億米ドル到達見込み 創薬プロセスの時間短縮への需要が、AIの成長を推進 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「創薬向け人工知能 (AI) の世界市場 - COVID-19による成長と変化:2020年~2030年」 (The Business Research Company) の販売を1月18日より開始いたしました。
創薬市場における人工知能(AI)は、その売上と関連サービスで構成されています。創薬におけるAIとは、人間の知能プロセスを機械がシミュレーションして、創薬プロセスにおける複雑な問題に取り組む技術です。製薬業界では、創薬標的を特定するための新しい分子の発見や、個別化された医薬品の開発を支援しています。
創薬向けAIの市場規模は、2019年の3億7000万米ドルからCAGRマイナス1.33%で縮小し、2020年には3億6000万米ドルに減少すると予測されています。これは、COVID-19の発生により、ソーシャルディスタンスの確保、遠隔勤務、産業やその他の商業活動の閉鎖など封じ込め措置が実施され、運営上の課題が生じたことに起因しています。その後、市場はCAGR42.9%で回復し、2023年には11億米ドルに達すると予想されています。
2019年の創薬市場におけるAIの最大地域は北米でした。
創薬プロセスにかかる時間短縮への需要が、市場におけるAIの成長を推進する重要な要因となっています。従来、ヒトで評価されるまでに、動物モデルで分子を同定し最適化するには3年から5年かかるのに対し、AIをベースにしたスタートアップ企業は数日から数ヶ月で新薬を同定し設計しています。例えば、2020年には、英国のスタートアップ企業Exscientiaと日本の住友大日本製薬が人工知能を使って強迫性障害(OCD)治療薬を開発し、開発期間を4年から1年未満に短縮しました。創薬プロセス全体の時間短縮が創薬市場の成長を牽引しています。
熟練した専門家の不足が、市場におけるAIの成長を妨げると予想されます。従業員は、薬に望ましい結果を得るため、複雑なAIマシンで効率的に作業するのに必要な新しいスキルセットを再トレーニングまたは学習する必要があります。