「これはマスクゲートだ」茂木健一郎氏、鼻マスク受験生への対応を批判 (1/2ページ)

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「これはマスクゲートだ」茂木健一郎氏、鼻マスク受験生への対応を批判

 脳科学者の茂木健一郎氏が1月18日に自身のツイッターアカウントを更新。16日の大学入学共通テスト初日に鼻を出したままマスクを着用したことで、失格処分を受けてしまった受験生について言及している。

 問題となった受験生は、地理歴史・公民、国語、外国語の試験を受験し、その際、各テストの試験官から鼻をきちんとマスクで覆うよう合計6回にわたって指示されたものの、最後まで従わなかったとのこと。成績無効との処分が下される可能性があるとも伝えられたが、それでも鼻を覆わなかった為、不正行為として失格の処分が下された。

 茂木氏はこの騒動について「鼻だしマスクの件、今BBC radio 4 のニュースでも3番目くらいに取り上げられていた。やっぱり、それなりに印象的というか、えっ、どういうこと? と受け止められたのだと思う」とし、「試験官の対応が杓子定規すぎるよね」と現場の対応に柔軟性が欠けていたとの見解を示した。

 その後も茂木氏はツイッター上で「鼻だしマスクの受験生の答案を無効にして試験官は何を守りたかったのか?」「鼻だしマスクの件、非典型的な個性に向き合い、包摂することが本質。注意されたらおとなしく従うということが悪意ではなくできない個性もあります。しかもマスクという人によって身体的知覚が異なるものが対象なのに。明らかに試験官側の対処が稚拙。記録して後に事情も聞けた。これはマスクゲートだ」などと連投し、受験生を擁護しつつ、試験官の対応を非難した。

「鼻をしっかりと覆うようなマスクの着用指示を拒否しなければならない個性や体質があったのではないかと推察した茂木氏。挙げ句の果てには“マスクゲート”とも表現し、それぞれの事情を斟酌せずに一律でルールを適用した試験官側を咎めていますが、やはりコロナ禍では鼻と口をしっかりと覆うことが最低限のマナー。また、きちんとしたマスク着用を指示することは周囲の学生を守ることにも繋がるため、ネットには茂木氏の見解への反論が殺到。

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