3割が医者で、7割が経営者。開業医が語る「医療法人」経営の裏側 (2/3ページ)

新刊JP

――特にどんな点を読んでほしいと思っていましたか?

田畑:医学は教えてくれる人がいますが、経営については誰も教えてくれません。だから、ぜひ経営について本書から学んでほしいなと思って書きました。

私自身、自分で経営を学ばないといけないと気づいてから、経営セミナーに通ったりしました。経営ができないと、患者さんを助けることができません。医者も経営もしっかりやることが、開業医としての自分がすべきことなのだろうと思ったのです。

――本書を読むと開業準備からこれまでに至るまでの様々な困難や危機が書かれていますが、まずは最初のクリニックを開業する際の印象的なエピソードについて教えてください。

田畑:私自身もともとは大学病院にいて、諸般の事情から開業をしたわけですけど、やはり経営って難しいんですよ。そこで一から勉強を始めたんです。

まずは経済のことを知らないといけないので、日経新聞を読むわけですね。そうして知識を頭に入れて、銀行員と話をしていると、「この先生はちゃんと勉強している」と思われるようになる。そういうことが、融資を受けるときに効いてくるわけです。そういった一つ一つのことが重要なのだなと感じましたね。

――では、これから開業を目指そうとしている若い医師にはどのようなアドバイスをしますか?

田畑:医師が医療について勉強するのは当たり前です。ただ、開業するならば経営も勉強しないといけないということですね。職員を雇っているわけで、彼ら、彼女らの生活を守らないといけないわけです。だから、開業をするときはそのことを常に考えながら行動してほしいと思います。

――田畑さんは開業後、間もなく次の手を打ちます。新たなクリニックの開業と医療法人化です。

田畑:そうですね。開業して1年ちょっとですぐに次の手を打ちました。患者さんのためにも、チェーン展開したほうがいいと思っていましたから、これは急いで進めました。

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