東京葛飾区のベルト工場が若者へ未来を託す贈り物。ベルト2500本を自費で作成するも式典中止により更なる問題が浮上。区民の新成人へもれなく贈る計画変更で再始動。 (2/2ページ)

バリュープレス

しかし現状1800本足りず、更なる作成は予算的にも時間的にもかなりの負担になり決断には勇気が必要ですが、これからの未来を担う新成人へ希望と勇気を与えるために自社が何をするべきかを考えた時に選択の余地はありません。この状況はベルト工場の使命と捉え、区内新成人4300人分を贈るという決断を致しました。
 コロナによる暗い話題が取り巻く中で、少しでもホットする明るい話題と未来へ羽ばたく若者へのお守りとして何としてもこのベルトを贈ります。何時しかこの思いが若者へ届き、原動力となって未来を切り開く立役者となることを願っております。そして一人でも多くの若者が日本のものづくりに興味を持ち、技術国家を再構築していただければこの上ない幸せです。

 現在は不足分のベルト作成準備を進めており、2月から作成に着手し2月末をめどにすべてを完成させる計画です。並行して区側と4300人分の発送方法および日時等を協議中です。
 1月12日(火)東京新聞朝刊で今回の計画が掲載され、多数の方から応援メッセージを頂戴いたしました。

<自社開発のベルト新商品>・・見た目は通常の高級本革ベルト。しかし立ち座りや食事の場など腹部に圧がかかるとベルト帯自体が5cmほど伸縮し、腹部の圧迫を軽減するという今までにない着け心地を追求したベルト

【有限会社長沢ベルト工業】
創業53年、葛飾の地で本革ベルトを作り続けている。創業者の長澤潤治から2代目の長澤猛臣と受け継ぎ、㈱ジュン・オンワード商事㈱など主にアパレルOEMを中心にベルトを供給。2015年ごろまでは順調に供給先を増やし従業員も増員して生産数拡大の計画をしていたが、その後ファストファッションの台頭とベルトレスのスタイリングが主流になるにつれベルトの供給量が減り、現在は最盛期の半数まで売り上げが落ち込む。
OEMの脱却に向けて3年ほど前から自社商品の開発に力を入れる。1年前にはベルト帯自体が伸縮する技術を開発しクライドファンディングへの出品。高評価を得たことで実用新案を所得。その後、東京都中小企業振興公社の支援商品に認定され、現在は5種類の本革バリエーションで販路を拡大中。また、ベルト技術を取り入れた新たなアイデア商品の開発にも力を注ぎ、ベルト+アルファの商品展開で生き残りをかける。
創業当時から本革にこだわり続ける。本革は食するお肉の副産物であり再生可能な素材である。動物への感謝を忘れず商品化することで、末永く使用可能なまさにSDGsには非常に重要な素材である。地球にやさしい本革の可能性を商品開発によって発信して行く。



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