公約を守らない市長に激怒、市民が木に縛り付け暴行を加える 公約実行を約束したのちに解放 (1/3ページ)

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 選挙で当選しても公約を守らない役人は少なくないが、海外では公約を守らなかったことで市民らに危害を加えられた市長がいる。

 メキシコ・チアパス州フロンテラ・コマラパ市の市長が、公約を守らなかったことがきっかけで市民から木に縛り付けられ、危害を加えられたと海外ニュースサイト『The Daily Star』、『Daily Mail Online』が1月14日に報じた。

 報道によると、市長は新しい飲料用の水のタンクを設置するという公約を掲げ、当選したという。市長は当選後、タンクを設置したが穴が空き、水が常に漏れていて使いものにならなかった。市民らは再三、修理するよう促したが市長は動かなかったという。

 腹を立てた数名の市民が市長を捕まえて木の幹に縛り付け、市長に殴る蹴るの暴行を加えたそうだ。『Daily Mail Online』は木の幹に縛り付けられた市長の写真を公開しているが、市長は両方の手首を縄のようなもので縛られ、木の幹につながれている。市長の周りには市民と思われる人が20人ほど集まっている。集まった市民は武器などは持っていない。市長はうつむいていて、市民らは険しい表情で市長を見ている。なお、市長はマスクをしているが、集まった市民の半数ほどはマスクをしていない。

 市長は2時間ほど縛り付けられたが、新しいタンクを設置すると約束して解放された。なお、市長が怪我を負ったという情報や警察が介入して逮捕者が出たなどの情報はない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「公約を守らないのはいけないけど、危害を加えるのはひどい。市民は罪に問われてもおかしくない」「ほとんどの役人は公約を守らない。ここまではやりすぎだけど、ある程度の見せしめは必要なのかもしれない」「マスクをしていない市民がいることが気になった。大勢の人が集まって今やるべきことではない。コロナのことも考えるべき」などの声が挙がっていた。

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 メキシコでは、公約を守らずに市民に危害を加えられた市長がほかにもいる。

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