公約を守らない市長に激怒、市民が木に縛り付け暴行を加える 公約実行を約束したのちに解放 (2/3ページ)
チアパス州ラス・マルガリータス市で、公約を守らない市長に市民らが激怒し、市長がロープで縛り付けられ、トラックで引きずり回されたと海外ニュースサイト『BBC』が2019年10月に報じた。
同記事によると、市長は道路の補修工事を行うという公約で当選したにもかかわらず、工事になかなか着手しなかったという。ある日、腹を立てた11人の市民が、市庁舎の市長室にいた市長を引きずり出し、市長の体をロープでくくった。市民らはロープをトラックに付け、路上で市長を引きずり回したそうだ。市長が引きずり回されていた具体的な時間は不明だが、同記事によると、市長は体が道路にすられていたものの、幸いにも大きな怪我は負わなかった。
市長に危害を加えた11人はその後、警察によって逮捕された。
メキシコでは治安の悪い地域も多く、問題を暴力で解決しようとする環境が少なからずあるようだ。公約を守らないことに市民が怒りを覚えるのはもっともである。しかしその怒りは暴力以外の方法で伝える必要があるだろう。