広島“スター候補”のキャンプ二軍は佐々岡監督の独断? 昨秋のプレーに感じた物足りなさが低評価の原因か (1/2ページ)

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佐々岡真司監督(写真は現役時代)
佐々岡真司監督(写真は現役時代)

 「強い広島」が戻って来るために必要なものは、やはり、“ド根性”のようだ。

 広島東洋カープが春季キャンプの一軍メンバーを発表したのは、1月19日だった。その内訳を見て、「ナゼ?」と思ったファンも少なくないだろう。プロ3年目、期待の若手である小園海斗内野手が落選し、二軍スタートとなった。しかも、昨秋ドラフト会議で6位指名を受けた新人の矢野雅哉内野手(亜大)は一軍メンバー入りを果たしている。将来のカープを背負って立つはずだった小園に何があったのか? プロ野球生活の転機を迎えていた。

 「メンバー発表の前日、監督、コーチ陣が選手の一、二軍の振り分けについて話し合いました。小園の二軍スタートは、佐々岡真司監督の一存で決まったようです」(球界関係者)

 試合前の練習、あるいはキャンプなどで見たことのあるファンなら分かってもらえると思うが、彼の守備は“魅力的”だ。守備範囲が広く、動きも俊敏で、グラブ捌きにしてもボールが吸い寄せられていくようである。

 3年目の今季、「本格的にショートのレギュラーを」という声もあり、佐々岡監督も大きな期待を寄せていたはずだ。

 「佐々岡監督は昨秋のフェニックスリーグを視察しています。そこで小園を見て、物足りなさを感じたようです」(前出・同)

 その「物足りなさ」という言葉に、佐々岡監督が理想とするチーム像がある。

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 佐々岡監督がプロ野球生活をスタートさせた1990年は、「第一期黄金時代」の雰囲気を継承させていたという。監督もその当時の主砲だった山本浩二氏で、練習量もハンパではなかった。

 そんな環境で佐々岡監督は「プロとは?」を学んだのだ。

 「昭和の猛練習を再開させたら、選手が壊れてしまいます。佐々岡監督は当時の猛練習による相乗効果も体験しました。

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