齋藤飛鳥「乃木坂46の海外進出」にとって重要な位置を占めた功績【アイドルセンター論】 (2/3ページ)

日刊大衆

ここからは近年の乃木坂46の海外進出と齋藤との関係を考えていきたい。

 乃木坂46が本格的に海外展開を始めたのは2017年のこと。同年6月に乃木坂46がタイの観光大使に任命されると、11月にはシンガポールで行われた『C3 Anime Festival Asia Singapore』に出演し、グループとして初めてアジアに進出を果たした。

 さらに英語圏、中華圏に向けた情報発信のためにFacebookとWeiboのアカウントを開設し、乃木坂46の公式YouTubeチャンネルのMVが全世界向けに配信(一部地域を除く)されることも決定。

 2018年からはセブン-イレブン台湾のCMへの起用やモバイルゲーム『乃木恋』の台湾・香港・マカオでのリリースなど本格的に海外への展開を進めていくことになる(2019年からABEMAで放送が始まった『#乃木坂世界旅 今野さんほっといてよ!』も広義の意味ではその一環と考えられる)。

 これら乃木坂46の海外に向けた活動と齋藤のセンター起用という2つの事柄は時期的に重なっていることからも決して無関係ではあるまい。

 このような背景のなかで齋藤は2018年8月リリースの21stシングル『ジコチューで行こう!』で3度目のセンターに選ばれている。中でも同年10月に台湾で大人気の映画を日本向けにリメイクした映画『あの頃、君を追いかけた』でヒロインを熱演したことは大きなインパクトを与えている。同作は台湾と香港でも公開され、すでにセブン-イレブンのCM露出でも人気となっていた齋藤の中華圏における知名度はさらに高まった。

 さらに2018年12月に上海で初の海外単独公演「NOGIZAKA46 LIVE in Shanghai 2018」、2019年1月には台湾の台北アリーナ「NOGIZAKA46 LIVE in Taipei 2019」と怒涛の海外公演を開催。ミャンマーと日本のハーフというバックグラウンドを持つ齋藤が両公演で座長を務めたことは、海外における彼女の重要性を示す結果となった。

 そして2019年5月にリリースされた23thシングル『Sing Out!』において、齋藤の重要性はさらに高まっていく。

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