かまいたち山内がお笑いに対して本気で向き合った出来事とは? (3/4ページ)
キングオブコントで優勝した「告白」は、告白された時の練習をしているというネタなんですけど、これは漫才でやるよりも完全にその世界に入ったほうがより変なヤツ感が際立つだろうなというところでコントにしました。
だから、ネタによって漫才かコントかケース・バイ・ケースですね。どちらにすれば面白いと思う部分が際立つかで決めます。
――本書を読んでいて、山内さんの中でお笑いに向き合う覚悟が決まる瞬間がいくつかあるのが印象的でした。例えばスロットの台を譲ってもらうために男としての勝負をかけた瞬間、アルバイトで親指を痛めてスロットをやめたこと、決勝に行くための決意など、マインドチェンジをする瞬間があったんですよね。
山内:そうですね。その中でも自分にとって一番の転機は2015年のキングオブコント2回戦で落ちた時です。あのときははっきりとマインドが変わりました。そこがなかったら今の自分たちはないというか、こんなに伸びていなかったと思います。やっぱり痛い目みないとちゃんとしないんだなと。
――それは一つの挫折と言ってもいいでしょうか。
山内:そうかもしれません。それまでキングオブコントではずっと準決勝まで行っていて、準決勝いっていればなんとか芸人としてかっこつけられると思っていたので、そこで満足ではないけど「これでいいか」と思っていたんだと思います。
ただ、2015年のキングオブコントは2回戦で敗退してしまって、ものすごい焦燥感というか、やばい、落ち目中の落ち目やんっていう気持ちになったんですよ。そこからですね、変わったのは。めちゃくちゃ頑張りました。
――2回戦で敗退して焦燥感を覚えて、どういうところを変えていったのですか?
山内:面倒くさがりなので、それまではネタ合わせも最小限にとどめたり、ネタ作りもなあなあでやっていたんです。