かまいたち山内がお笑いに対して本気で向き合った出来事とは? (4/4ページ)

新刊JP

でも、次の年からはキングオブコントとM-1に向けて、ネタの練習量や打ち合わせ量、本番までの稽古量を比べ物にならないくらい増やしました。

あとは、賞レースへの挑み方がまったく変わりました。早めにキングオブコントでやるネタを決めて、それをテレビでは一切公開せず、舞台で毎回それをやりながら、ウケの弱いところをどんどん直していきましたし、2回戦はこのネタ、3回戦はこのネタと、順番も戦略的に決めて挑むようにしました。

――その変化の結果が2017年のキングオブコント優勝という形で結実します。

山内:そうですね。ただ、その翌年の2016年には決勝に進んでいましたし、歌ネタ王決定戦でも優勝したりしていたので、お笑いに対する向き合い方を変えた瞬間から劇的に変わったのだと思います。

だから、キングオブコントで初めて決勝に行った2016年は、ネタのクオリティもこれまでになく磨きましたし、実際に準決勝でのウケも良かったんですよ。ただ、決勝進出者の発表でなかなか自分たちの名前が呼ばれなくて、めちゃくちゃ腹立ってましたね。これで決勝行けないなんて考えられへんって感じで。最後の1組でようやく名前が呼ばれたんですが、それくらい自分たちを追い込んで、完璧なものに仕上げた手ごたえはありました。

――最後に、『寝苦しい夜の猫』をどんな本に読んでほしいとお考えですか?

山内:かまいたちのことに興味のある人はもちろん、M-1やキングオブコントといった賞レースやお笑い全般のことも書いていたりするので、お笑い好きな人も楽しんでもらえると思います。

また、最後までスラスラ読めちゃうように奇跡的に仕上がっているので、かまいたちやお笑いについてあまり興味がない人にも、ぜひ気軽な気持ちで手にとって読んでいただければと思います。

(了)

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