絶賛上映中のアニメ「銀魂」にも登場する「万事屋(よろずや)」とはどんなお仕事? (2/2ページ)
「銀魂」の「万事屋」に近いのは…
余談にはなりますが、江戸時代の稼業で「万事屋」のイメージに近いものを探すと、「口入れ屋(クチイレヤ)」と言えるでしょう。
江戸や明治の時代に職業を周旋していた業者のことで、現代の人材派遣を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
高確率で「アウトローな人材派遣」
人材派遣と言っても「口入れ屋」は、身分のハッキリとしない者の身元を保証して職業を紹介し、稼ぎの一部を紹介料として徴収するのが仕事でした。
そのほか、女性を吉原などへ売り飛ばして儲ける者もたくさんいたのです。
イメージにいちばん近い「口入れ屋」は?
アウトローな印象が強くなってしまった「口入れ屋」ですが、人材を発掘するなど真面目に仕事をする業者もありました。
また、縁談をまとめたり、豪商の娘の嫁入り先を世話したり、芸者や職人を斡旋したりと、まさに「なんでも屋」的なことをしていた業者もあるようです。
とくに、創始者として伝説となっている「大和慶安」は、患者から婚姻の仲人や奉公人の斡旋を頼まれて忙しくなり、医師を辞めて専業になったとも言われています。
明るいストーリー展開「銀魂」の「万事屋」にいちばん近いのは、「口入れ屋」の別名「慶安/桂庵(けいあん)」の由来とも言われる「大和慶安」の手がけた「口入れ屋」ではないでしょうか?
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