親指と人類の進化の関係。人類は親指が器用に動かせるようになる前から道具を使いこなしていた可能性(独研究) (2/4ページ)

カラパイア



3_e0
アウストラロピテクス・セディバの手の化石 image by:Peter Schmid

 独エバーハルト・カール大学テュービンゲンの古人類学者カテリーナ・ハルヴァティ氏らは、手を構成する「母指対立筋」と「菱形中手骨関節」に着目した。この筋肉と関節は、親指を対置させるために欠かせないパーツだ。

 さまざまな人類の化石をもとに、筋肉と関節の位置と動く経路、それが付着している部位を最新の3D仮想筋肉モデリングを使って比較。すると現代人やネアンデルタール人などのヒト属は、どの仲間も手先の器用さが似たようなレベルであることが分かった。

 ところが、道具を使ったとされる猿人は、どの仲間であっても親指の効率と器用さがおしなべて低かったのだ。もっとも最近の猿人であるセディバ猿人ですら、菱形中手骨関節の屈曲が悪かったという。

4_e0
現代人とチンパンジーの親指の筋肉の違い。
「親指と人類の進化の関係。人類は親指が器用に動かせるようになる前から道具を使いこなしていた可能性(独研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る