親指と人類の進化の関係。人類は親指が器用に動かせるようになる前から道具を使いこなしていた可能性(独研究) (1/4ページ)

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親指と人類の進化の関係。人類は親指が器用に動かせるようになる前から道具を使いこなしていた可能性(独研究)
親指と人類の進化の関係。人類は親指が器用に動かせるようになる前から道具を使いこなしていた可能性(独研究)

親指と人類の進化の関係 / Pixabay

 我々人類の親指はほかの指と合わせるように動かす(対置)ことができる。

 これは手先を器用に操るためにはとても重要なことだ。親指のそうした進化と石器の発明には密接なつながりがあるとされ、これがなければ人類が今のように繁栄することはなかっただろうと考える学者もいるほどだ。

 だが、もしかしたら対置できる親指と道具の発明は、それほど関係がないのかもしれない。というのも、この便利な親指を獲得する以前から、祖先が道具を使っていたらしき証拠が見つかっているからだ。
・最初に道具を使った猿人はチンパンジーの親指に近かった

 アフリカ大陸で700万年前に誕生し、130万年前まで生息していたと考えられる「猿人」(アウストラロピテクス属など、初期の人類とされる)、彼らには200万~300万年前に道具を使った間接的な証拠が残っており、おそらくは道具を使った最初の人類だろうと近年考えられるようになっている。

 だが『Current Biology』(1月28日付)に掲載された新しい研究によるなら、その親指は私たちよりもチンパンジーのそれに近かったらしいのだ。

 猿人はその祖先よりは手先が器用だったようだ。たとえば、手の比率は現代人のそれに似ている。しかし親指を見てみると、私たちほど上手には合わせることができない構造をしているのだという。
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