歴史ファンでも意外と知らない?武士の世を語る上で欠かせない「大名」の語源を紹介 (2/4ページ)
名田とは、律令制度における国有の公田(くでん)に対する私有の田畑で、名主とはその持ち主を表し、次第に経済的基盤を固めて武力を蓄え、朝廷権力から独立していった武士たちを意味するようになりました。
ただし、室町時代の辞書である『節用集(せつようしゅう)』では、大名と書いて「だいみょう」と「たいめい」2通りの読みが紹介され、前者「だいみょう」は富裕層、当時の守護大名などは後者「たいめい」と呼ばれたそうです。
ただし、これは厳密なものではなく、戦国時代から江戸時代初期にかけて『日葡辞書(にっぽじしょ)』では両方ともどっちの意味でも使われるようになり、江戸時代中期にはもっぱら「だいみょう」で統一されていきました。
ちなみに、大名の反対語は小名(しょうみょう)で、文字通り大名未満の武士を指しますが、時代によって大名の定義が変わるため、一介の素浪人から数万石の大領主まで様々です。
現代に生き続ける大名たち?慣用句あれこれ以上、大名の語源について見て来ましたが、最後に大名にまつわる慣用句の中から、現代でもよく使われ、面白いものを集めてみました。