また戴冠!ゲス不倫でも“奇跡の男”東出昌大「大ヒット神話」継続中

日刊大衆

東出昌大
東出昌大

 2月4日に発表された「2020年 第94回キネマ旬報ベスト・テン」の日本映画1位に、東出昌大(33)が出演した黒沢清監督(65)の『スパイの妻』が選ばれた。

「東出は、(34)と結婚していながら、昨年1月に唐田えりか(23)との3年ゲス不倫が発覚して日本中から大バッシングを受けました。その最中に放送されたドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)では、桐谷健太(41)とW主演だったにもかかわらず、番宣などでも東出が映らない異常事態となったり、出演したCM全4社が打ち切りになったり、芸能人としての生命は終わったと思われていました。ところが、出演した映画がこのたび映画賞を受賞していますし、俳優としての評価はそれほど低下していないんです」(女性誌記者)

 ちなみに、2月2日に『毎日新聞』で発表された『第75回毎日映画コンクール』で、審査員は『スパイの妻』の東出について「不気味さが出た」としていたが、男優助演賞は『罪の声』に出演した宇野正平(42)が満票で獲得した。

「実は、唐田と東出のゲス不倫のキッカケとなった共演作『寝ても覚めても』も、作品そのものは国際的にも非常に評価が高かった。一人二役を演じた東出や、初のキスシーンとは思えない堂々とした演技を見せた唐田など、“不倫はアレだけど、演技はよかった”“東出は棒読みっぽいけど、淡々とした感じがいい”と、鑑賞した人評価も好意的です」(前同)

■海外からも評価が高い

『寝ても覚めても』は国内で『第92回キネマ旬報ベスト・テン』、『第40回ヨコハマ映画祭』や『第42回山路ふみ子映画賞』などなど、数多くの賞を受賞しただけでなく、海外では『第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門』に出品されたりと、国内外で非常に高い評価を獲得している。

「作品を手がけた濱口竜介監督は、19年に外国語映画として初のアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』が大ヒットした韓国のポン・ジュノ監督(50)が、英国映画協会が発行する『サイト&サウンド』誌で、“ポン監督が選ぶ2020年代の新進監督20人”に選ばれていますね。ちなみに、濱口監督は東京芸術大学大学院時代、黒沢監督に師事している。今回の『スパイの妻』でも脚本を務めています」(映画ライター)

 また、東出の不倫騒動やコロナ禍のせいで満足な宣伝活動が行えなかった映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』も、興行収入38・4億円越えの大ヒットを記録し、22年には続編の『英雄編』も決定している。

「ちなみに『プリンセス編』公開にちなんで、20年7月18日にフジテレビの土曜プレミアム枠で19年の『ロマンス編』が地上波初放送されましたが、東出の“最低の人間が僕ら(詐欺師)だ。でも最低な人間にもやっちゃいけないことがある。愛を弄ぶことだよ”という言葉にSNSでは《お前が言うな!》とツッコミの嵐になっていましたね(笑)」(前同)

■ドキュメント映画や舞台も好調

 また、唐田と東出の不倫騒動が白熱していた昨年3月に公開された、東出がナレーターを務めるドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』は、満席となる劇場が続出。非常に硬質なテーマながら、同世代を過ごした人々はもとより、若い世代にも多く受け入れられ、『第45回報知映画賞 特別賞』まで獲得している。

「東出は少年時代から三島作品の愛読者で、昨年9月19日の『朝日新聞デジタル』のインタビューでは、“絢爛(けんらん)豪華で、でも緻密(ちみつ)なその文体に強くひかれたように思います”としていました。その縁もあり、三島由紀夫没後50周年企画の舞台『MISHIMA2020』の1つ『憂国』パートで主演を務めた。

 好感度が求められるCMは、今後しばらく厳しいかもしれませんが、役者の仕事や映画に関しては本当に順風満帆。東出が関わった映画はとにかく成功する、という法則が確立しつつあるんじゃないでしょうか」(前出の映画ライター)

 今年4月には松山ケンイチ主演のボクシング映画『BLUE/ブルー』で松山のライバル役、6月には司馬遼太郎原作の時代劇映画『峠 最後のサムライ』で徳川慶喜に挑戦することが報じられている東出。仕事が途切れる気配はない。

 夫としてはダメだったかもしれないが、役者としては、今後も東出昌大の勢いは続きそうだーー。

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