定期的に午後の昼寝をすることで、認知機能が向上するという研究結果 (3/3ページ)
「いくつかの研究からは、午後の昼寝は高齢者の認知機能を促進することがわかっていますが、一方では、まるで正反対の結果も出ています」研究者は書いている。
「今回の研究結果は、高齢者で昼寝をする人の高い認知能力が、前者の観察を裏づけています」

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・昼寝とメタボの関連性も示唆される
また、この研究では、中性脂肪であるトリグリセリドの量も計測した。研究結果からは、頻繁に昼寝をする人は、このトリグリセリドの値が高いことがわかった。
つまりメタボリックシンドローム(メタボ)だということだ。座りがちな生活など、じっとしている生活スタイルが定着している人は、昼寝をする頻度が多いという。となると、昼寝が健康にいいのか、悪いのか、はっきりわからなくなる。
昼寝と健康状態の悪化の間で仲介になっているのは炎症ではないかというひとつの説がある。炎症化学物質は、睡眠障害に重要な役割を果たしているからだ。
病気や細胞のダメージが起こるとき、昼寝が炎症反応を調整するのを助ける可能性があるという。睡眠は体の免疫反応を調節するため、昼寝は炎症に対する進化した反応と考えられている。だから、炎症レベルが高い人ほど、よく昼寝をすると、研究者は説明する。
高齢になると昼寝が習慣化する傾向があるが、昼寝が認証症やその他の認知機能低下を防ぐのを助けるかどうかは、はっきりと断言はできない。
だが今のところ、昼寝は私たちにとっていいことであり、一般的に、十分な睡眠や休息をとることは健康のために不可欠であるという考えは共通認識になっているようだ。
References:neurosciencenews / gpsych/ written by konohazuku / edited by parumo