モーニング娘。が生き残りのために選んできた「選抜に頼らない決断」 (2/3ページ)

日刊大衆

 だとすると、モーニング娘。は一体どこでそれらの時期を過去とし、序列化システムのない新たな世界の方へと踏み出す決断を下していたのだろうか。そんなことを考えながらモーニング娘。の歴代CDジャケット一覧をもう一度最初から見返していたら、ある領域に差し掛かったところで目が止まった。

「もしかすると、その分岐点こそ“プラチナ期”にあったのではないか?」

 2007~2010年のモーニング娘。を指している“プラチナ期”、それはもうすぐ結成24年になろうとしているグループの歴史の中で、未だに最長記録となっている約2年半のメンバー固定期間である。

 そしてもうひとつ、それはモーニング娘。にとって「ついにNHK紅白歌合戦の連続出場記録が止まってしまった」、そんな悔しさの歴史が刻まれている時期でもあるのだ。

 なぜあの時、紅白歌合戦の落選によって辛い現実を突き付けられたプラチナ期のモーニング娘。は、同時進行でAKB48の選抜総選挙が大きな盛り上がりを見せていくのを横目に、「序列化システムに頼らない」チーム単位のスキルアップへと舵を思いっきり切っていたのだろうか。

 それはやはりただ一点、モーニング娘。はあの時ごくシンプルに「たとえ時代が何回変わってもグループが生き抜いていける」ほうを選んでいたのだ。

■AKB48が新たな国民的アイドルグループとなって

 もちろん、たとえそこで勇気を持って決断したからといって、すぐにモーニング娘。の努力が報われたり、状況がいきなり好転したりということはまったくなかった。実際にモーニング娘。に変わって新たな国民的アイドルグループとなったAKB48が『ポニーテールとシュシュ』や『ヘビーローテーション』を次々と大ヒットさせていた頃、再出発したばかりのモーニング娘。

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