センスは必要ない。ビジネスを飛躍的に加速させる「デザインアート思考」の本質とは (2/3ページ)

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また、もう1つの特徴が、コミュニケーションでは絵や写真といったビジュアルを使うという点だ。

思いついたアイデアを実際に描いて視覚化することで、いくつものアイデアをディスカッションのテーブルに載せることができる。そして、チームメンバーやプロジェクト関係者と具体的なイメージを共有でき、情報の偏りを解消できるという。
円滑にコンセンサスを得るため、そしてアイデアを提案する相手に具体的なゴールのイメージを伝える上でも、ビジュアルは効果的だ。

■デザインアート思考で最も大切なのは「ビジョン」

デザインアート思考のプロセスは2つの円から成り立つ。
1つは「マーケティング・サークル」、もう1つは「プランニング・サークル」だ。

「マーケティング・サークル」はカスタマー(顧客)のニーズを見つけるための思考サークルで、カスタマーの求める価値へのインサイト(洞察)を導き出していく。一方の「プランニング・サークル」は、クリエイター(発案者)のウォンツをビジョンに高めるための思考サークルで、クリエイター自身が心から「実現したい世界」を重視する。

この2つの円の中で最も大切なのがプランニング・サークルの中心である「ビジョン」である。
どんな優れた商品であっても、人々の共感を得ることができなければ大勢の注目を集めることは難しい。カスタマーからの共感や賛同、支持を得るためにも、クリエイターの意志をビジョンとして具体的にイメージすることが大切なのだ。

「自分は大きなビジョンは持てない」と思う人もいるだろう。しかし、ビジョンを掲げることは誰でもできる。「生活の不自由をなくす」「人と人をつなげる」これだけでもビジョンになるのだ。大事なのは、自分自身のビジョンを認識し、それをモチベーションにつなげていくことだ。

その上で、この2つの円をアジャイルしながら、プロジェクトを進めていく。

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