焼き芋「ねっとり」「ホクホク」どっちが好き? 大接戦を制したのは... (2/2ページ)
そして鹿児島県・種子島は、同じく糖度が高くて水分量も多い「安納芋」の特産地でもある。
宮崎や鹿児島は「紅はるか」の産地で、「シルクスイート」も鹿児島で生産量が増加している。
そのため、もしかしたら九州地方では、より糖度の高い傾向のある「ねっとり」した焼き芋が好まれやすいのかもしれない。
では、それぞれの焼き芋を支持する理由にも目を向けてみよう。
ツイッターに投稿されている「ねっとり」派の意見としては、
「変わらない極上スイーツな美味しさ 紅はるかの蜜がねっとり甘くてたまらない」
「これ、めちゃめちゃ甘くて、ねっとりしてて美味しい焼き芋ちゃん」
「焼いただけでスイートポテト」
など、蜜たっぷりでスイーツのような甘さが人気の様子。
一方、「ホクホク」派は、
「昔ながらの芋!って感じで好き!」
など、ホクホクの食感に懐かしさを感じる人や、
「蜜たっぷりのあっまーいねっとり系焼き芋しかない世の中になってしまったの?どこに行ってもホクホク焼き芋がない。水分持ってかれるくらいのホクホク系が好きなんだけど。自分で育てて焼くしかない」
「焼き芋好きでたまに買うんだけどさ、どこもしっとり系なんだよなぁ...わたしはホクホク系が好きなんだよなぁ...」
「しっとり系よりねっとり系より、ほっくり系が好き。でも売られている焼き芋はだいたいしっとり系かねっとり系。私の望む焼き芋は時代遅れなのかも」
のように、ホクホクな焼き芋をあまり見かけないことを嘆く声も散見された。
では、店での売れ行きは、どうなのだろう。
10日、東京・清澄白河にあるさつまいも専門店「oimo lab.」(おいもラボ)の店長に話を聞いた。
このお店では、ねっとり、しっとりした「シルクスイート」の焼き芋が看板商品で、いちばん人気とのこと。それもあり、
「売れている割合としては、ねっとり対ホクホクが 7 : 3 ぐらいの感触ですかね」
と、話してくれた。
ただ、ホクホク系も根強い人気があるそう。たとえば、ホクホク系の商品「すずほっくり」はスーパーなどではほとんど扱っていない種類で、これを目当てに訪れるお客さんが多いのだとか。
「いちおうホクホク系も置く、ではなく、しっかり存在感のある商品として(ホクホク系も)売っています」
とのことだ。
ちなみに、筆者の近所のスーパーでも毎日焼き芋が売られているが、それは「ねっとり」甘~い一品である。
全国で好みが二分し、投票結果も拮抗するほどなのだから、「ホクホク」の焼き芋がもっと日の目を見てもいいのでは?