70代女性からカードを盗んで…特殊詐欺で裁かれた元格闘家の呆れた言い訳 (2/2ページ)

Asagei Biz

電話でコバヤシと名乗る女性からの指示で動いてたので顔は知りません」

 他に何人いるのかもわかってなかったみたいです。何も知らされずに手伝わされるのが特殊詐欺ですからね。それにしても指示役が女性ってのは珍しいパターン。

 続いて検察官からの質問です。

検察官「犯行の動機はお金が欲しかったからですか?」

被告人「はい。明日のメシも食べられるかわからない状況で…」

検察官「トータルで報酬はいくら貰ったんですか?」

被告人「約50万くらいだと思います」

 報酬は引き出したお金の10%だったらしく、被害総額は500万円の特殊詐欺だったようです。

 最後は裁判官から。

裁判官「今日法廷にお母さん、もしくはお兄さんが来ていない理由は何ですか?」

被告人「2人とも仕事が忙しいということで」

裁判官「情状証人として法廷に立って欲しいとお願いはしたんですか?」

被告人「はい」

 するとここで衝撃的な質問です。

裁判官「証拠によるとあなたのお兄さん、特殊詐欺に関与して裁判まで受けてるんですね。自分が特殊詐欺に関わる時、何も思わなかった?」

 グループは別だろうけど、詐欺で逮捕経験がある兄弟のようです。

被告人「バレなきゃいいやと思ってて。軽率でした」

 と述べたところで被告人質問終了。

 この後、検察官が懲役3年6月を求刑して閉廷でした。

 ツイッターで怪しげな募集に連絡するって普通は出来ないことでしょ。悪い方向にだけど強い意思が必要なわけで。もし被告人が格闘技を志さずに気弱なままだったらどうなってだだろうなぁと。


阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)

大川興業所属のお笑い芸人であり、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載多数。

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