68歳で妾に庶子を…渋沢栄一の“性豪伝説”と愛読書「論語」の深い関係とは? (2/2ページ)
また渋沢は、男尊女卑の考え方が強かった当時から女子への高等教育の必要性を唱えて、東京女学館や日本女子大学などの設立に関わったことからもわかるように、男女平等思想の持ち主でした。女性との関係は、地位や権力で無理強いしたものではなく、あくまで双方の合意が大前提。彼にとって恋愛は活力の源でもあり、最後まで男であることを諦めなかったからこそ、91歳まで長生きできたのでしょう」(前出・歴史学者)
今で言う女性スキャンダルネタに事欠かなかったようだ。渋沢栄一がもし現代に生きていれば、ゴシップ週刊誌の格好の餌食だっただろう。人気俳優・吉沢亮が渋沢を演じる「青天を衝け」ではどこまで彼の女性関係が描かれるのか、ファンはなおさら気になるところだろう。
(橋爪けいすけ)