保健所には連絡しても…ピンク嬢がCOCOAに「陽性登録」できない理由 (2/2ページ)

Asagei Biz

「陽性であることを隠して、後で治療が受けられなかったりするのが怖かったので、勤め先の店名などは行政(保健所)に正直に報告しましたが、COCOAには登録しませんでした。もし、コロナに罹ったことをお店の人たちに恨まれて働きづらくなっても、最悪職場を変えればそこまでダメージはありませんが、ご近所にバレるのは死活問題ですから」

 A子さんが勤務するピンク店はデリバリー形式で、待機所を駅前のネットカフェにしていたため、他のスタッフは濃厚接触者に認定されず、陽性者は一人も出なかった。それでも、A子さんがCOCOAへの入力をためらったのは、ある噂が影響しているという。

「私はずっと地元に住んでいて、狭い団地で母と2人暮らし。それでCOCOAに登録すると、隣の部屋や団地全体に陽性通知が広まるなんて話を聞いて…。ピンク業界で働いていることや陽性だったのがバレたら、もうこの街では生きていけません。そうなると引越しなども必要だし、そんなお金の余裕もありませんからね。同じような境遇の人は意外に多いと思います」

 厚労省のホームページによれば、「1m以内で15分以上」の濃厚接触者に通知が届くシステムになっているようだが、SNS上では「誰とも接触していないのに通知が来た」「アパートの隣人がコロナになっただけで通知が入った」との情報が見受けられる。現在、運用事業者はCOCOAの不具合修正に取り組んでいるが、アプリそのものの信頼回復とともに正しい情報を広めることが急務かもしれない。

(橋爪けいすけ)

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