世界最古、5000年前のビール醸造所が発見される。生贄の儀式に使用されていた可能性(エジプト) (2/3ページ)

credit:Ministry of Tourism and Antiquities
・生贄の儀式に使用されていた可能性も
アビドスで信仰されていたオシリス神は、。エジプト神話では冥界で死者の魂をさばく神とされており、ヘリオポリス九柱神に数えられる。
発掘チームの中心人物、米ニューヨーク大学のマシュー・アダムズ博士の考えでは、ビールはただの飲み物だっただけでなく、支配者層によるスピリチュアルな儀式でも使われていたという。
「ファラオの葬儀場で行われる儀式に供えるために作られたのかもしれません」とアダムズ博士は話す。そうした施設からは、ビールが生贄の儀式に利用されたという証拠が見つかっているのだそうだ。

穀物を水を熱してビールを作ったと考えられている土器credit:Ministry of Tourism and Antiquities
・農業の発明前から存在したビール
なおビールの歴史は古く、イスラエル北部の「ラケフェット洞窟」では、まだ農業すら始まっていない1万3000年も前にナトゥーフ文化でビールが作られていたらしい証拠が発見されている。