『水ダウ』マイケル・ジャクソンを“冒涜”して非難「不謹慎」「TV消した」

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

2月17日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が、またもや物議を醸している。

この日の放送では、〝イタコが降ろした故人にも催眠術がかけられるか説〟を検証。催眠術師の十文字幻斎が青森県を訪れ、イタコ歴22年の三上美子さんに企画を説明した。

しかし三上さんは、「仏様にはかからないと思います」と回答。続けて、「現世を生きる魂ではなく、亡くなった時のままの状態で出てこられるので、現世でそこに何かをしようとしても、頑に動かないものというのはあるのではないか」と説明した。

それにも関わらず、十文字はなんと〝キング・オブ・ポップ〟こと、マイケル・ジャクソンの霊をおろしてほしいと依頼。そして三上さんが除霊術を始めて3分後、「私は亡くなってまでも人の目にさらされる。苦しい。誰かぁ…」と声をあげると、スタジオからは笑いが漏れた。

行き過ぎた“冒涜”に批判の声

死者やイタコを無下に扱う言動を見ていた視聴者からは、

《そもそもイタコのことを最初から馬鹿にしてるよね。いくらバラエティーでもやっていいことと悪いことがある》
《マイケル・ジャクソンもいい迷惑だろうな。死者への冒涜といっていい》
《演技だとしてもやめてほしい。苦しいとか叫ばれたのが耐えられなくてTV消した。生前のマイケルの本当の苦しみがどれほどだったか。大げさと言われてもマイケルを笑いのネタにしてほしくない》
《また水ダウか。いい加減に子どものイタズラみたいな企画はやめろよ。恥ずかしくないのか》
《不謹慎すぎだろ… マイケル・ジャクソンさんのファンの方とイタコさんに失礼だよなぁ… 断念の時点でやめればいいのに》
《イタコは文化だし、それを揶揄するのはさすがにおかしい》

などと、非難の声が殺到している。

「番組では故意にマイケル・ジャクソンさんを降霊させることに加え、日本語しか喋ることのできないイタコを笑いの対象にしていました。イタコは日本の伝統的なシャーマン(呪術師、霊媒師)の一種で、地域の相談者のような役割もあります。東日本大震災後には、遺族からの依頼が殺到したこともある、崇高な存在です。現在は後継者問題もあり、その存在はわずか数名。今回、縄文時代から続く文化を見下していたことが反感を買ったようです」(文化ジャーナリスト)

これまでも、子ども騙しのようなレベルの低いドッキリ企画などで視聴者を呆れさせてきた『水ダウ』。人を傷つけるような内容を自重しない限りは、ひんしゅくを買い続けることになるだろう。

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