なぜ芸能人たちは「橋本聖子」を擁護するのか? 批判できない情けない理由

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長が橋本聖子氏に決まったが、ネット上では大きな物議を醸している。なぜなら、過去の〝セクハラ問題〟があるからだ。しかしワイドショーでは、橋本氏の過去についてはおおむね寛容な姿勢をみせている。これは一体なぜなのだろうか。

2月18日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、北村晴男弁護士が「人間完璧の人はいませんから」「もちろん、これがいいとは思わないですけど、決定的にマイナスとまでは思わない」と擁護。薬丸裕英も過去のセクハラ問題を取り上げることについて「違うことで盛り上がっちゃうと五輪に水さすような気がする」と懐疑的であった。

『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でも、宮根誠司が「過去のことなので、セカンドチャンスを…」などと橋本氏を擁護。そしてABEMAの番組『AbemaPrime』では、お笑いコンビ『EXIT』のりんたろー。が「過去より、現在、未来に期待したい。清廉潔白の人なんていない」、兼近大樹も過去のことをほじくり返すことは「ただそういうことをしたい人たちがわめいてる」と切り捨てていた。

「罪のない者だけが石を投げよ」

「森喜朗氏の発言よりも、ハッキリ言って〝罪が重い〟橋本氏のセクハラ問題ですが、あれだけ森氏をフルボッコだったワイドショーがなぜここまで擁護に回っているのか。それは、コメンテーターたちは何を言っても〝ブーメラン発言〟になってしまうからでしょう。過去のことを問いただせば、『お前の〝あの罪〟はどうなんだ!?』とカウンターを食らいますからね」(芸能記者)

実際、『EXIT』兼近には、少女売春のあっせんと窃盗容疑の逮捕歴がある。『バイキング』のMCである坂上忍には、「ブスは嫌い」などといった女性差別発言の数々と、飲酒運転で逃走した挙句に電柱に衝突という大事故で捕まった過去が。宮根には「不倫&隠し子」という大スキャンダルがあるのだ。

橋本氏に対しては、「罪のない者だけが石を投げよ」の状態。なんらかの罪を抱えている芸能人が、思わず擁護してしまうのはなんとも情けない話だ。

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