後遺症で損害賠償530万円!駿河太郎が起こした「激突事故」とドロ沼裁判の行方 (3/3ページ)
まさに、この点を巡って泥仕合の様相を呈していく。が、これはA氏が負ったケガの度合いについても同様である。
事故直後に診た医師の診断書には「右肘関節打撲、両膝関節打撲傷、右足打撲、四肢挫傷により14日間の加療を要する見込み」とある。だが、訴状では、18年7月末まで通院したものの完治せず、右足指の腫れ、疼痛と可動域の制限などの後遺症が残ったと主張。後遺障害等級13級の10に該当すると訴えている。陳述書にも、A氏は事故時に右側に倒れて「バイクに右足を挟まれた」と記し、後遺症のせいで車の運転時にアクセルペダルを踏むと疼痛があると述べている。
これに駿河側の弁護士が裁判で反論。「2度にわたり、自賠責の後遺障害等級認定を求めたが、いずれも不該当」とA氏の後遺症を否定。A氏は病院や整骨院などに3カ月以上、約90回通院したとしているが、「打撲なら通常は1~2週間」と指摘し、通院慰謝料も8万8000円を上回らないとしている。
A氏側は通院に使ったタクシー代も請求したが、これも駿河側は「必要性が認められない」と論難している。細部にわたって意見が対立していることを考えれば、この裁判が長期化するのは当然と言えよう。
今回の事故では、駿河が契約する保険会社が示談交渉をしている。実際に訴状で、保険会社から治療費などの一括対応として約86万円をA氏に支払う用意があったことが記されている。
A氏は保険会社ではなく、駿河を訴えた。示談交渉を一任してきた駿河にしてみれば、巻き込まれたような裁判であろう。
裁判の長期化、今回の事故について、駿河自身は何を思うのだろうか。「アサ芸」取材班は駿河の自宅を訪ねた。が、インターホンに出た家人は、
「今日は仕事で自宅に帰ってきません」
改めて所属事務所にコメントを求めると、
「保険会社さんに法律的に適切な解決になるように伝えております」
あくまで早期の解決を望んでいるようだ。
一方、A氏の代理人弁護士に話を聞こうと連絡するも、「依頼者のことですので」と一貫してノーコメント。
民事訴訟は途中で裁判官が和解を持ちかけることがある。ましてや、車庫入れと追い越しの最中に起きた事故だ。互いに、それほどスピードを出していないことは容易に想像がつく。何も剛速球を投げるように主張をぶつけ合わなくても済んだのでは‥‥。
この長く続いた裁判も、まもなく終わりがくる。3月3日に、判決が下される予定だからだ。果たして駿河とA氏の双方が、ハマッてしまったドロ沼から這い上がってこられる結論が出るのだろうか。
※「週刊アサヒ芸能」2月25日号より