知識や経験では差がつかない ビジネスで突き抜けるために今最も必要な力とは (3/4ページ)
――特に男性の場合、あまり自分がどう見えるかにまで気が回らない人が多い気がしますし「実力さえあればOK」という職人気質な価値観が根強いように思うのですが、アメリカではこういう価値観はあまりないのでしょうか?
原田:私が暮らしたニューヨークでは、どう自分をアピールするかは、皆が普通に考えることでした。少なくとも半歩下がって「私は結構です」というのは、ことニューヨークではまずありえません。
というのも、どう自分をアピールするかでプライベートでもビジネスでも結果がまったく変わってしまう。それこそ「食うか食われるか」です。どうにかして自分が勝たなければいけない。そのために何をするか、という思考の先に「自分をどう魅せるか」があるのです。
――セルフプロデュース力を身につけないと生きていけない環境ですね。刺激的ですが過酷だとも感じます。
原田:そうですね。私は10年ほど暮らしましたけど、20代で若かったからできたのだと思います。
――今は仕事でも対面で商談をしたり、会議をしたりということは減っています。リモートで魅力的に見える人になるための秘訣がありましたら教えていただきたいです。
原田:これは最近色々な方から聞かれますね。リモートだと画面越しなので、伝えたいことを伝えるためにはリアルの倍のエネルギーが必要ですし、ある種テレビ的な演出も求められます。
たとえばドラマの撮影では、そのシーンを演じる俳優さんや女優さんにスポットライトを当てますよね。リモート会議も相手からするとモニターを通して見る点で、テレビに映る時と同じです。自分に照明を当てることがまず大事です。
――確かに、相手からするとテレビ越しと同じですね。
原田:そうです。二つめに、リアルで接している時よりさらに表情が大事になるということもお伝えしたいです。表情豊かに話す人の方が、相手を引き込む力があるので。