知識や経験では差がつかない ビジネスで突き抜けるために今最も必要な力とは (2/4ページ)

新刊JP

アパレル関係の仕事をしている方だけでなくて、あらゆる業界、業種の方々の参考になる内容だと思います。

原田:仕事の内容や立場にかかわらず、皆さんどうしたら自分にスポットライトが当たるのか、どうしたら自分の商品を買って頂けるのか、どうしたら自分を選んで頂けるのかといったことについて模索されていると思います。

よく営業職で「商品ではなく、自分を売れ」と言われますが、これは営業職に限りません。「その他大勢」に埋もれることなく、どうしたら「魅せる自分」になれるのか、どうしたら自分をアピールできるのかという方法について書きました。

それがなぜ大事かというと、経験や技術、知識というのはあるレベルになるとほとんど差がつきません。では同じレベルにある人のなかでどのような人が選ばれていくかというと、その人の印象や魅せ方が決め手になるんです。

――スキルや知識、経験が互角であれば、その人が持つ個性や雰囲気、存在感が、周囲から選ばれるかどうかを分けるということですね。

原田:そうです。そこで「自分をどう見せるか」という話になるのですが、これは意識すれば自分で身につけることができるものです。

――ただ、存在感や雰囲気といったものは生まれ持ったものだと考える人が多いような気がします。

原田:後から身につけることはもちろん可能です。持って生まれた良さ、魅力は個々に必ずあるわけで、そこに気づいて意識的に磨いていくか、無自覚なまま自分の殻に閉じこもってしまうかは大きな違いになるはずです。

――海外で長く活動されていた原田さんからすると、日本のビジネスパーソンはアピールする力が弱いように見えるのでしょうか。

原田:自分の見せ方がわからない方が多いように思います。自分をアピールしたいという気持ちは持っているのに、どうすればいいのかわからない。自分をアピールしたり、魅力的に見せたりする力は、意識的にアンテナを張っていないとなかなか身に付きません。今回の本はそういう意味でも役立つ内容になったのではないかと思います。

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