古くから武人たちに愛されてきた日本の伝統色「勝色」とはどのような色なのか? (1/3ページ)

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古くから武人たちに愛されてきた日本の伝統色「勝色」とはどのような色なのか?

報道によると令和3年(2021年)2月、カシオ計算機の耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」に「勝色(かちいろ)」を採用した3モデルが登場するそうです。

日本の伝統色として古くから武人たちに愛されてきた「勝色」ですが、果たしてどのような色なのでしょうか。今回はそれを紹介したいと思います。

時代を越えて武人たちに愛された勝色

勝色とは深い紺色を指し、平安時代の褐衣(かちえ)に由来すると言われています。

下級武官の装束。右に褐衣(赤丸部分)とある。

この褐衣は貴族に仕えた下級武官たちの装束(狩衣の一種)で、藍や紺で染め上げた褐(ゴワゴワした粗末な麻布)を、よく搗つ(かつ。叩く)ことで光沢を出しました。

光沢を出すことで、粗末な生地にせめてもの高級感を与えたかったのか、少しでも繊維を柔らかくして着心地をよくしたかったのか、それとも生地の織目を詰めることで防寒効果を高めたかったのかも知れません。

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