ムンクの名画「叫び」に隠された落書きの謎が判明。それを書いた人物は? (2/3ページ)

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顕微鏡で見ると鉛筆の炭素は絵具の上に付着しており、作品が完成した後に書かれたことが分かる。だが、それがいつ、なぜ、誰によって書かれたのかは分かっていなかった。
・筆跡鑑定の結果、本人のものと判明
その謎を解くために、ノルウェー国立博物館のグループは、『叫び』を赤外線写真で撮影してみることにした。これにより鉛筆の炭素をよりはっきりと認識できるようになる。
こうして明らかになった文字を、ムンクが記した日記や手紙のものと比較してみる。するとその筆跡は間違いなくムンク本人のものであることが明らかになったという。

credit:Borre Hostland / The National Museum
・このメッセージに隠された意味は?
だがムンクはなぜこんなメッセージを残したのか?
研究グループの仮説によれば、ムンクがこれを書いたのは、1893年にノルウェー国内で初めて作品が公開された後のことだ。
展覧会の評判は散々で、作品にはひどい批判の声が寄せられた。ある美術評論家などは、「ムンクが正常な脳を持つまともな男だと考えるべきではない」とまでこき下ろした。