植物油から作る次世代型プラスチックが誕生。ほぼ完璧にリサイクル可能 (2/3ページ)

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 たとえば、もっとも一般的なプラスチックである「ポリエチレン」は、エチレン(モノマー)が重合してできた高分子(ポリマー)だ。

 その頑固な結合を分解して、モノマーに戻すには600度以上で熱する必要がある。それだけ大きなエネルギーをかけても、最終的に再利用できるようになるのは、元の10%未満でしかない。

プラスチックのリサイクルが難しい理由
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・植物油ベースの次世代型プラスチックを開発

 そこでドイツ、コンスタンツ大学のグループは、新たに植物油をベースにしたポリエステルとポリカーボネートを開発した。

 これまで諸刃の剣だった強力な化学結合がもっと簡単に解けるようになっており、楽々とケミカルリサイクルを行うことができる。

 それをリサイクルするにはエタノールかメタノールに浸けて、触媒と一緒に120度で熱せばいい(触媒なしなら150度)。従来の5分の1の熱で事足りるので、ずっと少ないエネルギーで分解できる。

 しかもリサイクル率も非常に高く、元のプラスチックの96%も回収することができる。

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credit:AG Mecking, University of Konstanz

・植物油プラスチックの様々なメリット

 植物油プラスチックには他にもたくさん優れたところがある。
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