ひな祭りの特別ゲスト?ひな人形に飛鳥時代の歌人・柿本人麻呂が飾られる理由とは (4/5ページ)

Japaaan

「何だよ、下賤の分際で意識高い系の和歌を詠みやがって(妬ましい)!」

貧しくても豊かな心を保ち、素晴らしい和歌を生みだした柿本人麻呂。Wikipediaより。

まさに「出る杭は打たれる」ですが、それでも人麻呂の光り輝く和歌のセンスは隠しようがなく、日本の青春文学とも言える『万葉集(まんようしゅう)』をはじめ、彼の和歌は古典文学に生き生きとした彩りを添えています。

こうした人麻呂の「逆境にくじけることなく、隠れなき才能をあらわした強さ」にあやかって欲しくて、ひな人形に仲間入りしたのでしょう。

また、その死後に神様として祀られた人麻呂は、時代が下るにつれて「人丸(ひとまる)」と呼ばれるようになり、「ひとまる」⇒「火、止まる」「人、産まる」というダジャレから、防火や安産のご利益も考えられるようになりました。

現代では多様な価値観が認められるようになりましたが、かつて女の子は台所≒家の火を守り、子供を産むことが大きな使命としてとらえられていたため、防火・安産の神様である人麻呂は女の子の幸せを祈るお祭りにうってつけとされたのでしょう。

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