『徹子の部屋』の放送回数は1万1000回以上!【数字で見る黒柳徹子の偉大さ】
『徹子の部屋』(テレビ朝日系)がこの2月で放送開始45周年を迎えた。その司会者・黒柳徹子(87)は、同番組開始よりもさらに20年以上前、日本のテレビの創成期からテレビに出演し続けている。テレビ界のいわば生きる伝説とも言える、黒柳徹子のすべてに迫った。
徹子がいかに空前絶後の存在かを数値化して検証してみよう。
『徹子の部屋』の45周年がどれだけ快挙なのかを確認するために、下に、現在も放送中の超長寿番組をリストアップした。
半世紀以上放送が続く『笑点』は出演者の新陳代謝があってこそ。大喜利にオリジナルメンバーはひとりもいない。
桂文枝(かつての三枝)が50年間にわたり出演を続ける『新婚さんいらっしゃい!』は「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されている。『徹子の部屋』は放送年数では『新婚さん~』に劣る。しかし、帯番組であるため放送回数では他の追随を許さないのである。15年の放送1万回達成時に「同一司会者のテレビトーク番組最多放送回数記録」で、ギネス世界記録に認定済みだ。そして、それから5年以上が経過し、記録はどんどん伸びている。同じ帯番組だった『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の放送期間が32年間だったことを考えても、『徹子の部屋』の放送回数は驚異的なのだ。
収録は毎週、月~火曜日に、1日3~4本ずつ行なう。徹子は、ゲストのことを把握するために、週に1度、スタッフとの綿密な打ち合わせを行なうという。さすがに近年は放送時間が30分と短くなっているが、番組開始当初からの決まりごとで、ほぼ編集やカットのない、ガチンコのトークが展開されている。
■現在も放送中の主なスーパー長寿番組
『笑点 』(日本テレビ系)66年5月 ~
『新婚さんいらっしゃい! 』(テレビ朝日系)71年1月~
『パネルクイズ アタック25 』(テレビ朝日系)75年4月~
『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)82年10月~
『サンデーモーニング』(TBS系)87年10月~
『TVタックル』(テレビ朝日系)89年7月~
(EX大衆2021年3月号「黒柳徹子のすべて」徹子の部屋)文●ミゾロギ・ダイスケ