メンタル不調者を出しにくい会社はどんな特徴がある? (2/5ページ)

新刊JP

――メンタル不調者を早期に発見して対策を打つことが大事だと思いますが、会社としての動き方のポイントはどこにありますか?

浅賀:普段からいかにその人を見ているかということが大事です。それも、なんとなく見ているのではなく、注意深く見る。服装がいきなり適当になったり、髪型やメイクもいつもと違っていたり。そういう違いに普段から気づけるかが大事だと思います。

見た目の変化は何かしらの心情の変化を表しています。その変化が、もし適当さを醸し出しているとしたら、たとえばバッチリとメイクをしていた女性が、ほぼスッピンみたいな状態で出社するようになったとか、メイクなんてどうでもいいみたいな感じになっていたとしたら、それはもしかしたらメンタルの不調とつながっているかもしれません。

――なるほど。変化に気付くことが大事と。ただ、上司も忙しいとなかなか部下の変化に気づきませんよね。

浅賀:そうですね。今の上司の立場の人たちはプレイングマネージャーが多いので、どうしても部下の隅々の変化までチェックしきれないところはあると思います。でも、部下がパフォーマンス高く働けているかをチェックするのが本来の上司の仕事ですから、「忙しい」を言い訳にしたままというのはよくないです。

――メンタル不調者を出さない会社作りをするためにはどうすればいいのでしょうか。

浅賀:これをやれば絶対にメンタル不調はなくなるというものはありません。ただ、組織全体として、上司自身が忙しすぎて部下のことに気を配れないような状態は、構造上の問題があると思うので、そういうところから改めないといけないと思います。

だから、まずは上司や管理職にあたる人がメンタルヘルスの最低限の知識を持っておく。そして、何かあったときに溜め込ませないで、相談して「ちょっとしんどいです」と言えるような会社にしていくことはすごく大事ですね。

また、どうしても忙しい時期ってあると思うんですね。

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