アクリル樹脂の市場規模、2025年に219億米ドル到達予測 塗料システムに含まれる有害なVOCが抑制要因に (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「アクリル樹脂の世界市場 (~2025年):溶解区分 (水性・溶剤など)・構成・用途 (塗料&コーティング・接着剤&シーラント・DIYコーティング・エラストマーなど)・エンドユーザー産業・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を3月5日より開始いたしました。
アクリル樹脂の市場規模は、2020年の168億米ドルからCAGR5.5%で成長し、2025年には219億米ドルに達すると予測されています。アクリル樹脂の需要の増加は、新興国だけでなく、先進国の建設産業の成長にも起因しています。また、中国、インド、韓国、オーストラリア、ブラジル、チリなど、国の産業基盤の改善が市場の成長を牽引しています。
COVID-19のアクリル樹脂市場への影響
アクリル樹脂は主に建設業や工業分野で使用されています。COVID-19はこの業界に深刻な影響を与えました。各国のロックダウンと物流制限が建設業界に悪影響を与えています。サプライチェーンの混乱、労働力不足、物流の制約、部品の供給制限、需要の減少、企業の流動性の低下、各国でのロックダウンによる製造停止が、業界に悪影響を与えています。原材料の供給元や関連ビジネスは、この危機的な状況に対応するため、戦略の再評価を余儀なくされています。
住宅および商業施設の建設関連は、パンデミックによる停止状態にあります。この状況での同部門のアクリル樹脂の需要は、中程度以下と考えられます。主要な問題としては、注文出荷の遅延、サプライチェーンの制限、人手・機器、および材料の不足があります。パンデミック終結後は、アクリル樹脂市場は活性化し、需要は増加すると予想されます。医療分野では、パンデミックの影響で建設需要が増加しています。病院、介護施設、製薬・医療施設の需要の増加は、アクリル樹脂市場と関連する建設部門に安定した需要を提供してきました。自動車分野では、景気回復と、より個人的な輸送手段としての認識から、市場の需要は増加しています。
牽引要因:インフラや建設活動の増加
中国やインドなどの主要国の急速な工業化と都市化により、ここ数年でアクリル樹脂の需要が急増しています。