東日本大震災から10年。コロナ禍で来日が叶わなかったイタリアを代表する世界的オーケストラが追悼と復興応援の願いを込めた演奏のビデオメッセージを被災地に贈りました

バリュープレス

公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団のプレスリリース画像
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団のプレスリリース画像

東日本大震災から10周年となる宮城県の被災地に、コロナ禍で来日コンサートを断念したイタリアを代表する世界的オーケストラが、追悼と復興応援の願いを込めて演奏したビデオメッセージを贈った。演奏はボローニャフィルハーモニー管弦楽団の総裁で、世界的に著名なフルーティストのジョルジョ・ザニョーニ氏と同管弦楽団の首席奏者達。来日公演を企画した公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団の呼びかけでビデオメッセージが実現した。動画は宮城県庁を通じて被災地の15市町村に届けられ、3月11日に各地で行われる追悼式典や市町村のホームページなどで紹介される予定。同財団と同管弦楽団は断念した宮城県内でのコンサートを今秋にはぜひとも実現させたいと発表した。

東日本大震災から10周年となる3月11日に向けて、宮城県の被災地に、イタリアを代表する世界的オーケストラ、ボローニャフィルハーモニー管弦楽団から追悼と復興応援の願いを込めての演奏を収めたビデオメッセージが届けられました。

演奏によるビデオメッセージは、ボローニャフィルハーモニーと協力して日本各地の世界遺産などで野外オペラを開催してきた公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:澤上篤人)の呼びかけにより実現しました。

同財団と同管弦楽団は3月11日に向けて、宮城県と共催で仙台市での追悼・復興応援コンサートを企画、また津波の被害のあった宮城県女川町と協力して海岸での犠牲者への追悼演奏の実施に向けて昨年から準備を進めてきていました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響による外国人への入国制限措置が緩和されない中で、来日を断念せざるをえず、コンサートは中止が決定されました。

開催を予定していた宮城県の方々に演奏を披露することができなかったことを苦慮したさわかみオペラ財団理事長の澤上篤人氏が、ボローニャフィル総裁で、世界的なフルーティストでもあるジョルジョ・ザニョーニ氏にビデオメッセージの作成を提案。それに応える形で、ザニョーニ氏と同フィル首席弦楽器奏者達による追悼・復興応援の演奏が収められたビデオメッセージが届けられました。

メッセージ動画は、さわかみオペラ財団により日本語訳と演奏曲目の説明の字幕が付けられ、宮城県庁に贈られました。今後、県庁を通じて被災地の15市町村に届けられ、震災当日の3月11日に行われる各地での追悼式典や市町村のホームページなどで紹介される予定です。

澤上理事長とザニョーニ氏は同時にメッセージも発表し、新型コロナウイルス感染症の収束状況を見ながらにはなるものの、早ければ今年の秋に来日し、中止を余儀なくされた宮城県でのコンサートを実現させたいと述べています。

■メッセージと演奏の動画は、さわかみオペラ財団のホームページでも視聴可能。
URL:https://sawakami-opera.org/2021/03/11-message/

■ジョルジョ・ザニョーニ [Giorgio Zagnoni] プロフィール
(ボローニャフィルハーモニー管弦楽団 総裁)
「ボローニャの生んだフルートの魔術師」(Flauto Magico da Bologna)、「フルートのミダス王」(Re Mida del Flauto)と評されるイタリアを代表するフルーティスト。
18歳でミラノのイタリア国営放送(RAI)交響楽団のフルート首席奏者を選抜するコンクールで優勝、同交響楽団の首席奏者として活躍した。
ソリストとしても、ミュンヘンのヘラクレス・ザールやニューヨークのカーネギー・ホール、ミラノのスカラ座等、世界各地の著名な劇場で公演し、アメリカ建国200周年の際にはカーター大統領に招かれ、ホワイトハウスでのコンサートで演奏した経歴を持つ世界的フルート奏者。
1968年、20歳でボローニャのG.B.マルティーニ音楽院の教授に就任。2012年までの44年間、自身の演奏活動の傍ら主任教授として若手音楽家の育成に尽力した。
2010年ボローニャフィルハーモニー管弦楽団総裁就任(現任)。
2015年より、さわかみオペラ芸術振興財団が毎年開催するジャパン・オペラ・フェスティヴァルの名誉実行委員として、野外オペラ公演やコンサートのために日本を訪れ、その卓越した経験を活かし日本人スタッフに対し助言や指導を行い大きな成果をあげている。
2020年、音楽を通じた日本・イタリア間の友好親善に寄与した功績により「旭日中綬章」を授与された。

(受章歴)
イタリア共和国功労勲章グランデ・ウッフィチャーレ(2003年)
イタリア共和国功労勲章カヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ(2019年)
日本国旭日中綬章(2020年)

※その他の演奏者およびボローニャフィルハーモニー管弦楽団のプロフィールは添付ファイルをご参照ください。

■ビデオメッセージ演奏曲
1.「精霊の躍り」 オルフェオとエウリディーチェより(クリストフ・ヴィリバルト・グルック作曲)
“Scena dei Campi Elisi” from Orfeo ed Euridice of Christoph Willibald Gluck  

2.「もし私の名を知りたければ」 セビリアの理髪師より(ジョバンニ・パイジェロ作曲、エンリコ・グエルツォーニ編曲)
“Saper Bramate, bella il mio nome” from Il Barbiere di Siviglia of Giovanni Paisiello - arranged by Enrico Guerzoni

3.シランクス(クロード・ドビュッシー作曲)
“Syrinx” of Claude Debussy

■財団概要
名称:公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
理事長:澤上篤人(さわかみ投信(株)取締役会長)
所在地:〒102-0082 東京都千代田区一番町29番地2
事業内容:
・オペラ公演等の企画・開催・協力
・音楽家の助成・育成等
・オペラ文化を広めるための活動 等
URL:https://sawakami-opera.org



提供元:valuepressプレスリリース詳細へ

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