胴体を切り落とし、頭部だけの状態から完全に体を再生するウミウシが発見される (2/3ページ)
コノハミドリガイ自切直後 Sea slug Elysia cf. marginata, just after autotomy
・エサから得た葉緑体を利用して体を再生するエネルギーを得る
このウミウシは光合成を行う藻の葉緑体を体に取り込むことまでできる。
こうした「盗葉緑体現象」は嚢舌目や繊毛虫などで見られる生存戦略で、体を捨てたウミウシの頭部は葉緑体を利用して、新しい体が再生するまでのエネルギーを得ているようだ。
なお、この驚異的な再生能力は、歳をとると失われてしまうらしい。老化した個体の頭部を切り離すと、1週間は生きていられるが、結局体が再生することなく死んでしまうとのことだ。

credit:ウミウシラボ2020
・胴体を切り離すのは何の為?
自ら体の一部を切り離す「自切」は、トカゲなどさまざまな動物で確認されているが、さすがに胴体を丸ごと切り離してしまう動物は珍しい。