不貞報道で静岡新聞社長が辞任、コンプラ意識が問われた“血判状広告”の中身 (2/2ページ)

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もちろん静岡新聞も例外ではなく、一部報道によれば、06年のピーク時に75万部を誇っていた発行部数も、近年では55万部台にまで落ち込んでいるという。18年から“本業”を離れたファンドへの出資という投資事業を始めたことと無関係ではないだろう。

「今年1月11日の朝刊では、『マスコミをやめる』との全面見開きの広告を新聞に掲載。そこでは、809人の社員全員の決意文が血判状の指紋を象るように掲載され、決意のほどを伺わせていました。もちろん、メディア事業から撤退するということではなく、“マス”を脱して、県民一人一人と向き合うことを表明したもの。ユーザーファーストを訴えたかったようですが、“社長ファースト”の体質は改善できなかったようです」(前出・週刊誌記者)

 今となっては血判状という禍々しさも前近代的なコンプラ意識の欠如を象徴した時代錯誤そのものと映る。だから剛氏の開き直りでダブル不貞騒動は当然のごとくにネットで炎上。当初は「FRIDAY」の不貞報道に対し「報道されていたような不適切な関係は一切ない」としていたものが、結局は3月9日になって大石氏は新聞・テレビの両社の社長を辞任、それぞれ代表取締役顧問、非常勤取締役に退いた。

「マスコミをやめる」と宣言したかと思いきや、2カ月も経たずに「社長がやめました」と報告されたという、ネタのような話なのだった。

(猫間滋)

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